レーシングチーム 大会結果
【レースレポート】
第94回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース ME
2026年09月15日
RESULT

| 日時 | 2026年6月28日 |
|---|---|
| コース | 新潟県南魚沼市三国川ダム周回コース | 距離:180km |
| 出走選手 | 岡本 隼, 當原 隼人, 織田 聖, 留目 夕陽, 宇田川 塁, 加藤 辰之介, 阿見寺 俊哉, 南 和人 |
| スタッフ | 西谷 泰治(チームマネージャー), 中根 英登(テクニカルディレクター), 小森 亮平(監督), 市川 貴大(メカニック), 山内 渓太(広報), 藤田 恭史(マッサー, 外部スタッフ) |
| 大会Webサイト | https://jbcfroad.jp/zennihon/ |
ここまでのシーズンで強さを見せてきた留目選手、そしてタフな展開に強く逃げへの嗅覚も鋭い織田選手、さらに南魚沼のこのコースであれば勝負に残れる可能性が高い、上りもこなせるスプリンター・岡本選手。この3名を主軸にレース戦略を立てました。
当初の作戦としては、レース序盤に當原選手、宇田川選手、阿見寺選手が危険な逃げになりそうな動きには積極的に反応していくこと。そして、加藤選手と南選手は中盤から後半にかけてペースアップを図り、留目選手、織田選手、岡本選手を有利な状況で最終局面へ送り込む役割を担いました。
また、主軸の3人のうち、留目選手と織田選手については、早い段階でエース同士による純粋な力勝負へ持ち込めれば勝機が高まると判断。そこまでに他の選手たちでレースを厳しくしていくことを狙いました。一方、日本屈指のスプリント力を持つ岡本選手の存在は、スプリント勝負になれば脅威となるため、他チームへの大きなプレッシャーとして機能します。レースがスタートすると、直後に3名の逃げが形成され、メイン集団は比較的落ち着いた展開に。逃げの人数が少なかったこともあり、レースは緩やかなペースで進行しました。
愛三工業レーシングチームとしては、早い段階からペースを上げてタフなレース展開へ持ち込みたいところでしたが、他チームがメイン集団の先頭でペースをコントロールし始めたため、一旦は体制を整えながら攻撃のチャンスをうかがいます。
逃げ集団から選手がドロップしたり、カウンターで1名が単独で飛び出したりと多少の先頭の入れ替わりはあったものの、7周目までは比較的安定した展開でレースは進行。チームとしては、虎視眈々と攻撃のタイミングをうかがっていきました。レースは残り6周。フィニッシュまでの距離が半分を切り、集団全体が活性化したこのタイミングを見計らって攻撃を開始します。
スタート・フィニッシュ地点付近から、當原選手、阿見寺選手、そして加藤選手を中心に一気にペースアップ。岡本選手も、他チームのスプリンターを含むグループの先行を許し、レース後半に不利な状況とならないよう、集団内で冷静に立ち回りました。
この攻撃をきっかけに集団のペースは一気に上がり、メイン集団はしだいに分断。一度ペースが上がった後は誰もが一息つきたくなるタイミングでもあります。しかし、その瞬間を逃さず、留目選手自らアタック。自力のある選手だけに絞り込み、最終局面の勝負へ持ち込もうと試みます。
さらに、南選手や宇田川選手は、アタックの合間で誰もが休みたくなるタイミングでも積極的に集団を牽引。レースを少しでも厳しい状況へ持ち込もうと、チーム全員で協力して走ります。
フィニッシュまで残り2周。留目選手と織田選手が入った13名の先頭グループからSolutionTech Nippo Raliの新城選手が単独で先行し、最終周回へ突入しますが、ここまで何度もアタックを繰り返してきた留目選手が、ここで再び勝負を仕掛けます。単独で新城選手に追いつくと、そのままパス。ついに単独先頭へと躍り出ました。
メイン集団にはチームメイトの織田選手が控えていたことで、留目選手は躊躇なくアタックを決断。そこから残り10kmを力強く独走します。
2位に約30秒差をつけ、そのまま見事に逃げ切り優勝。留目選手が、チーム設立50周年の節目に、日本一という大きなタイトルを獲得しました。

また、織田選手もメイン集団で追走を試みる選手たちをしっかりとマークし、留目選手の逃げをアシスト。自身も8位でフィニッシュしました。
この勝利は、留目選手の実力はもちろんのこと、チームメイトやスタッフ全員の協力体制、そしてメインスポンサーである愛三工業株式会社をはじめ、多くのサプライヤーの皆様のご支援、さらにはファンの皆様からの温かいご声援があったからこそ掴み取ることができたものです。この場を借りて、心より感謝申し上げます。
シーズン後半戦、留目選手は日本チャンピオンジャージを身にまとい、日の丸を背負って戦います。留目選手個人として、そしてチームとして、日本チャンピオンの名に恥じない走りをお見せできるよう全力を尽くしてまいります。
引き続き、愛三工業レーシングチームへの温かいご声援をよろしくお願いいたします。

レース結果
1位 留目 夕陽, 4:33:55
8位 織田 聖, +00:34
38位 南 和人, +07:19
39位 宇田川 塁, +07:19
45位 岡本 隼, +12:55
54位 加藤 辰之介, +13:16
DNF 當原隼人, 阿見寺 俊哉