中期経営計画
2025-2030年 中期経営計画
トップメッセージ

現在、自動車業界は大変革期を迎えています。当社は、エンジンを中心としたパワートレインの開発・生産を行うリーディングカンパニーを目指して、積極的に取り組んでまいりました。
当社の目指すVISION2030の実現に向け、パワートレイン開発・生産を事業の柱とし、安定した収益基盤を確保しながら、将来的な電動車への対応にも積極的にチャレンジしていきます。そのために経営基盤の強化として人的資本改革を進め、若手従業員の成長支援に注力しています。
また、環境面ではカーボンニュートラルの対応に努めております。併せて、資本コストや株価を意識した経営を通じて、成長投資を推進し、株主の皆さまへの還元を図ります。
当社は、企業として幅広いステークホルダーから信頼を得られるように従業員の成長と会社の成長を意識した取り組みを進めてまいります。今後ともご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
取締役社長
愛三グループの目指す姿
VISION2030 この手で笑顔の未来を
モビリティ | クリーンで安全・安心なモビリティの実現 |
---|---|
未来社会 | 暮らしやすい豊かな社会へプラス1の価値創出 |
事業戦略
モビリティ
パワートレイン |
エンジン領域を最後まで支えるグローバルNo.1メーカーとして、エンジンシステムサプライヤーを目指す。 独自開発強化に加え、M&A・アライアンスを通し、競争力強化を実現 地域毎の環境変化に対応し、グローバル最適生産体制を構築 |
---|---|
電動化 | 「エンジンで培った技術」と「ものづくり力」を活かし、2輪BEV・4輪HEVをターゲットに、電池システム・電動システムの事業化を目指す。 |
未来社会
非モビリティ
クリーンエネルギー | 水素・アンモニアの既存技術を活かし、非モビリティ領域にも挑戦 |
---|---|
モノづくりソリューション | 部品製造現場の知見を持つ当社ならではのノウハウを織り込んだ協働ロボットを提供することで、人手不足に悩む製造業の困りごと解決に貢献 |
財務資本戦略
事業拡大と資本効率の両立を目指し、事業規模・収益性・資本効率性のバランスを確保した経営目標値を設定
2024年度予想 | 2027年度目標 | 2030年度目標 | |
---|---|---|---|
売上高 | 3,300億円 | 3,500億円 | 5,500億円 |
営業利益 (率) |
210億円 (6.4%) |
270億円 (7.7%) |
440億円 (8.0%) |
純利益 | 140億円 | 175億円 | 280億円 |
ROE | 10.0% | 12.0% | 14.0% |
ROIC | 9.2% | 9.5% | 11.0% |
為替 | 152円/USドル | 145円/USドル | 145円/USドル |
PBR | 0.84倍 (25/1/31現在) |
早期に1倍以上を達成し、持続的向上を目指す |
安定配当を維持しつつ、株主還元を強化
- 連結配当性向35%以上
- 機動的な自己株式取得
サステナビリティ経営の推進
経営理念・サステナビリティ基本方針・VISION2030 を基に、ESGの取り組みを強化
E(環境) | 新たな目標を設定し、温室効果ガス排出量削減に取り組むとともに、新分野へ将来製品を市場投入し、持続可能な循環型社会の構築に貢献します。 |
---|---|
S(社会) |
Aisanみらい工場(25年5月竣工)をロールモデルとして、バリューチェーン全体でインダストリー5.0の実現を目指す。 事業戦略と人財戦略を一体化させ、人財を育成することで、成長し続ける組織と人づくりを目指す。 |
G(ガバナンス) |
コーポレートガバナンス体制の強化 経営透明性の確保 |