ガバナンス
コンプライアンス
当社では、持続的な成長と信頼性の向上のためには、愛三グループの全員がコンプライアンスを徹底し、ステークホルダーからの期待・要請に応えることが必要であると考えています。この認識のもと、2007年にグループ共通の価値観・行動規範を示す「愛三グループ行動指針」を制定し、法令遵守を含む9項目について宣言をしました。また、2015年には従業員のコンプライアンス意識向上のために「コンプライアンス・ガイドライン」を策定し、従業員一人ひとりが遵守すべき行動指針として定め、全従業員に周知徹底しています。
グループ行動指針
愛三グループ行動指針
- 一人ひとりがそれぞれの仕事の品質を向上するよう、研鑚します。
- 国内外の法令を守り、会社の規則に従って行動します。
- お客様に信頼され、満足いただける「魅力ある製品」を提供することにより社会の発展に貢献します。
- 地球環境の保全を目指し、積極的な取組みを行ないます。
- 公正かつ自由な競争に基づき取引を行い、長期安定的な成長を実現します。
- 従業員を大切にして、一人ひとりが生き生きと働ける環境を整備します。
- 国際社会の一員として世界各地の文化・慣習を尊重し、その地域の発展に貢献します。
- 企業を取り巻く様々な関係者とのコミュニケーションを積極的に行ないます。
- 世の中から尊敬される「よき社会人」として行動します。
コンプライアンス推進体制
当社では、経営企画部経営役員を委員長とする「ガバナンス委員会」において、企業倫理や法令の遵守状況、コンプライアンスの活動状況などについて確認・フォローを実施しています。また、その結果については、CROを委員長とし全役員が参加する「サステナビリティ推進委員会」において、年2回報告・審議されています。
その審議結果などやコンプライアンスの諸活動に関しては、事務局である経営企画部から全社に共有され、各職場での活動に反映される仕組みとなっており、経営と現場が一体となってコンプライアンスの徹底に取り組んでいます。

- コンプライアンス担当役員:経営企画部経営役員
コンプライアンス・ガイドライン
「コンプライアンス・ガイドライン」では、当社グループ全体で共有・遵守すべきコンプライアンス項目を整理し、従業員一人ひとりがコンプライアンス知識を深め、良識ある行動をとるための指針として、「解説版」も添えてグループ全従業員へ配布しています。
コンプライアンス・ガイドライン14ヵ条
- 法令遵守および文化の尊重
- 輸出入規制品の持ち出し・持ち込み禁止
- 購入先との適正取引
- 競争法の遵守
- 接待・贈答の規則遵守
- 安全・衛生
- 人権尊重・差別禁止
- 就業規制の遵守
- ハラスメントの禁止
- 飲酒運転の禁止
- 適正な会計処理
- 会社資産の適切な使用・管理
- インサイダー取引の禁止
- 企業秘密の管理
具体的な取り組み
教育・啓発活動
階層別での教育、さまざまなコンプライアンスのテーマで実施するeラーニング、日常起こり得るコンプライアンス違反の事例をメールマガジンや回覧資料で紹介するなど、従業員へ定期的に情報を配信することにより、法令遵守の意識を醸成しています。
また、全従業員を対象にしたコンプライアンス意識調査を実施し、取り組みの成果を数値化することで、従業員のさらなる意識向上に向けた教育・啓発活動に活かしています。
内部通報制度
当社では、業務上のコンプライアンス違反、社内ルールや法令違反などについて、問題の早期発見と未然防止のため、従業員やその家族からの相談・報告を受け付ける通報・相談窓口を設置し運用しています。職場のハラスメントや仕入先を対象にした相談窓口、国内外グループ会社向けの「グローバルヘルプライン」など、相談者や内容に応じたきめ細かな体制を整備しております。いずれの場合も通報者が適切に保護されるよう、公益通報者保護法に準拠した体制を整えています。