環境

サーキュラーエコノミー(CE)

基本的な考え方

ロードマップ
サーキュラーエコノミーのロードマップの図

当社は、限りある資源の持続的な活用を可能にするため、材料・製品・廃棄物のみならず、自然を含めたあらゆるものを「資源」と捉えています。
リユースやリサイクルの促進、バイオ素材の導入、副産物の活用やアップサイクルなど、多角的な視点で幅広く取り組むことで、製品のライフサイクル全体にわたる資源の有効活用を推進しています。さらに、自然資源も積極的に活用し、持続可能な循環社会の実現を目指しています。

廃棄物排出量

各年度の廃棄物排出量を表した棒グラフ

廃棄物量原単位(製品個あたり)

製品個あたりの廃棄物量原単位の推移を表した折れ線グラフ

環境データ

その他の環境データの詳細を公表しています。

主な取り組み

社内リサイクルの向上

型取り工程の改善前と改善後の図

製品成形の型取り工程において、日々の設備始動時に団塊状の廃棄素材が生じていましたが、試し打ち回数を見直し、素材を製品に近い形で排出することで素材の粉砕・再利用が可能になり資源有効活用を実現しました。

樹脂成形ランナーの再利用

樹脂成形ランナーの再利用の図

CO2排出量の削減と新規材料購入量の低減を目的に、電子スロットル用ギヤサブアッシーの樹脂成形工程で発生するランナーの再利用に取り組んでいます。
ランナーを粉砕し、再生材として樹脂成形品に再利用しています。

自然資源を活用したエネルギー循環

愛三みらい工場で行われているエネルギー循環システムの図

「Aisanみらい工場」では、地下90メートルの帯水層を蓄熱槽として活用したエネルギー循環システムを構築しました。空調から排出される冷熱・温熱を地下帯水層へ蓄熱し、季節に合わせて活用することで空調のエネルギー消費を約50%削減することが可能となります。

  • 帯水層蓄熱システム

サステナブルな循環型荷姿の製作

改善前・改善後の図。CO2排出量を年8.4トン削減

従来、EGRバルブの梱包にはプラスチックトレーを使用していました。破損やモデルチェンジの時は廃棄するしかなく、製品ごとに全26種類もあり「仕分け・探す・迷う」やりづらい作業が発生していました。
そこで、共和レザー株式会社の協力を得て、規格外のウレタンレザーシートを再活用した梱包材を開発。荷姿を1種類に共通化し、サステナブルかつ作業しやすい荷姿を実現しました。