ニュース

「カーボンニュートラル燃料対応電動ポンプ」で中部科学技術センター顕彰  振興賞を受賞

2024年12月13日

お知らせ

愛三工業株式会社(本社:愛知県大府市、取締役社長:野村得之、以下、当社)は、「カーボンニュートラル燃料対応電動ポンプ」の開発により、中部科学技術センター顕彰 ※1で振興賞を受賞しました。中部科学技術センター顕彰の受賞は、昨年度の「機械振動法によるADC1 2合金セミソリッドダイカスト技術の開発と実用化」での大賞に続き、4年連続の受賞です。

カーボンニュートラル社会の実現に向けて、自動車は電動化とともにハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)の比率が高まることや、化石燃料からバイオ燃料などのカーボンニュートラル燃料へシフトすることが予想されています。燃料ポンプにおいては、HEV・PHEVの給油頻度の減少による経時変化や、バイオ燃料を使用することによる水分濃度の変化など、燃料の変化による磁石の腐食が課題であり、腐食耐性を持つ燃料ポンプの開発が望まれていました。

今回、腐食に対して非常に優れた特性を持つ反面、硬くて脆いことから回転するロータへの固定が非常に難しい「フェライト磁石」を安定して固定できる構造を開発しました。この技術により、磁石の腐食耐性と従来のネオジム磁石に相当する高いモータ効率の両立を達成しています。

選考委員からは、
・腐食耐性を確保しつつ安定な磁石の固定方法を確立できている点が評価できる
・時代のニーズに沿った開発であり地域産業への波及効果は高い
といった点が評価され、創造性や社会性・利益性の面で高く評価を受けました。

当社は今後も技術開発とものづくりにより、地球にやさしいモビリティ社会の実現に貢献してまいります。

中部科学技術センターHPより.jpg

honndasann.jpg 2.jpg 中部.JPG

【本件に関する問い合わせ先】

愛三工業株式会社 サステナビリティ経営推進室 広報IRグループ

Tel: 0562-48-6215(直通)|Email: press@aisan-ind.co.jp

※1企業の研究者、技術者の創造的研究開発への意欲の高揚を図り、科学技術水準の向上と中部地域における産業の発展に寄与することを目的とし、これらに顕著な業績を挙げた企業の研究者などへの顕彰。