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愛知発明賞 4年連続で受賞

2020年06月03日

製品・技術

愛三工業株式会社(本社:愛知県大府市、取締役社長:野村得之、以下、当社)は、一般社団法人愛知県発明協会が主催する令和2年度愛知発明表彰において、「EGR用二重偏心弁」の特許(第5759646号)で「愛知発明賞」を受賞しました。同受賞は4年連続です。

この特許技術は、自動車エンジンの排ガス再循環(EGR)システムのEGRバルブに採用されており、排ガスのクリーン化および燃費の向上に役立っています。排ガス再循環とは、エンジンから出た排ガスの一部を吸気側に戻して再燃焼させるシステムで、もともとはディーゼル車の排ガス浄化(NOx低減)が主な用途でしたが、エンジンの吸気抵抗を減らして燃費の消費を低減できることから、今ではガソリン車でも広く採用されています。

特許を取得した「二重偏心弁」は、バルブのシャフトと中心軸を上下左右にずらす(二重偏心)構造で、製品を大型化することなく、排ガスの再循環量を約2倍まで高めることができ、自動車の軽量化や環境負荷の低減に貢献しています。

当社は今後とも、長年培ってきた制御技術とものづくり力を生かし、環境に優しい製品づくりを推進してまいります。

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二重偏心弁を採用したEGRバルブ

【本件に関する問い合わせ先】
愛三工業株式会社 広報担当/ 長尾
Tel: 0562-48-6225(直通)|Email: press@aisan-ind.co.jp