レーシングチーム 大会結果

【レースレポート】Le Tour de Langkawi 2026 – Stage4 

2026年09月30日

RESULT

Le Tour de Langkawi 2026 – Stage4
日時 2026年9月30日11:00〜(日本時間:12:00〜)
コース マレーシア(Meru Raya→Cameron Highlands) | 距離:142.3km
出走選手 織田 聖、留目 夕陽、宇田川 塁、南 和人、松井 丈治、神谷 啓人
スタッフ 中根 英登(テクニカルディレクター), 小森 亮平(監督), 市川 貴大(メカニック), Mohd Ameer Khaleed Bin Ali(メカニック, 外部スタッフ), Zaid AbuYazid(マッサー, 外部スタッフ), Kuchong&Nasli(ドライバー、外部スタッフ), 山内渓太(広報)

 第4ステージは、キャメロンハイランドにフィニッシュする今大会2度目の本格的な山岳ステージ。翌日にはゲンティンハイランド山頂フィニッシュが控えており、個人総合成績を決定づける最後の山岳ステージを前に、各チームの思惑が交錯する一日となりました。
 この日は逃げ切りの可能性も十分に考えられたため、愛三工業レーシングチームは宇田川選手、南選手、松井選手、神谷選手の4人に序盤から積極的に動いてもらい、逃げ集団に選手を送り込むことを狙います。一方、最終的に小集団でのスプリント勝負となった場合には、織田選手がメイン集団に残って最後のスプリントを狙う作戦。留目選手は、個人総合成績が決定的となる翌日のゲンティンハイランドに備え、無理に動かず安全に集団内でレースを進めることとしました。

 レースがスタートすると、激しいアタック合戦が始まりました。宇田川選手や南選手がスタート直後から積極的に先頭に入り、逃げを形成するための動きを続けます。
 その中で、力のある3名が先行する動きを見た松井選手が、集団前方から追走を仕掛けて合流。6名の先頭集団に入ることに成功しました。

 逃げに入った選手はいずれも力のある選手だったため、メイン集団も追走の手を緩めず、タイム差は30~40秒の間を推移。松井選手を含む先頭集団とメイン集団の間で、長い時間にわたって激しい攻防が続きました。
 しかし、先頭集団の選手たちは互いに協調しながらペースを維持。メイン集団は一旦追走を諦め、先頭集団は最大で4分以上のタイム差を得ることに成功しました。

 松井選手ら先頭集団はそのまま快調に逃げ続け、レースは最後の約40kmにわたる超級山岳へと突入します。
 キャメロンハイランドのフィニッシュ地点へ向けた登坂が始まると、先頭集団ではステージ優勝を狙う選手たちが一気にペースアップ。松井選手はこのペースについていくことができず、途中で先頭集団から遅れることとなりました。

 一方、メイン集団では織田選手がスプリントに備えながら走り、留目選手も無理に動くことなく集団内で安全にレースを進めます。
 ステージ優勝は、松井選手とともに逃げたWheeltop Rotor Chengdu TeamのRikunov選手。最後まで逃げ切り、ステージ優勝を果たしました。
 留目選手は30名ほどまで絞られたメイン集団に残り、無事にフィニッシュ。最終的にこの日もステージでアジア人トップとなり、個人総合順位もキープ。アジアンリーダージャージも守り切りました。

 松井選手は最終盤で先頭集団から遅れることになったものの、勝負のかかった逃げ集団に自ら追走して入り、最後までステージ優勝を争う逃げの中で存在感を示しました。積極的にレースを動かしたこの走りは、今後の勝利につながる大きな収穫となりました。

 明日はいよいよゲンティンハイランド山頂フィニッシュ。今大会の個人総合成績を決定づける、最後の本格的な山岳ステージとなります。
 ここまでアジアンリーダージャージを守り続けてきた留目選手にとっても、勝負となる重要な一日。チーム一丸となって留目選手をサポートし、最後まで戦い抜きます。引き続き応援よろしくお願いします。

ステージ結果

    1位 Rikunov Petr, Wheeltop Rotor Chengdu Team, 3:29:12
    25位 留目 夕陽, +01:35 *チーム最高位, アジア人1位

 
個人総合成績

    1位 Jasch Lennart, GER, Tuder Pro Cycling Team, 12:16:03
    26位 留目 夕陽, +05:00 *チーム最高位, アジア人1位

    Text: 小森 亮平
    Photos, Edit: 山内 渓太