沿革
キャブレタの愛三 創業~
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- ●1938年12月事業・経営
- 名古屋市瑞穂区に設立
- 軍需品の製造を目的として設立。最初の出資者が愛知県と三重県の会社だったことから、両県の頭文字を取って「愛三工業」と命名されました。
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- ●1939年5月事業・経営
- 堀田工場操業開始
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- ●1945年8月事業・経営
- 終戦により工場を一時閉鎖
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- ●1945年10月製品・技術
- キャブレタなど自動車部品生産開始
- 当社2代目社長 石田退三(トヨタ自動車(株)、(株)豊田自動織機の社長を歴任)が工場再開に奔走。(株)豊田自動織機から自動車部品製造の事業移管を行い、工場閉鎖からわずか1ヵ月半後に生産を再開しました。
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- ●1947年9月製品・技術
- SA型乗用車用キャブレタ生産開始
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- ●1948年6月製品・技術
- 紡織機部品生産開始(~58年)
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- ●1953年11月製品・技術
- 自転車用アイサンモータ生産、発売(~54年)
- ドイツ・ローマン社と技術供与契約を締結し、自転車用エンジン「スピットAS型」の生産販売を開始しました。「可変圧縮機構」と「予混合圧縮自着火方式」をもつ”究極のエンジン”でしたが、低温時の始動性や耐久性等の課題からわずか1年で生産中止。「幻のエンジン」となりました。
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- ●1954年12月製品・技術
- 家庭用プロパンガスレギュレータ生産、発売(~60年)
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- ●1955年1月製品・技術
- クラウン用キャブレタ生産開始
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- ●1956年10月事業・経営
- 社内報「愛三新報」創刊
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- ●1957年4月事業・経営
- 技能養成所(現 愛三学園)開設
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- ●1957年11月事業・経営
- 共和工場完成、本社移転
- マイカー時代の到来を予見し、現在本社のある愛知県大府市に工場を建設・移転しました。当時の工場周辺は田畑が広がるのどかな風景でした。
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- ●1958年10月製品・技術
- 第5回全日本自動車ショーに初出展(現 東京モータショー)
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- ●1958年12月製品・技術
- 社内ダイカスト開始
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- ●1960年4月事業・経営
- 愛協会設立
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- ●1960年8月製品・技術
- エンジンバルブ生産開始
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- ●1962年9月製品・技術
- LPGレギュレータ生産開始
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- ●1964年7月事業・経営
- 東京事務所開設(現 東日本支社)
- 諸官庁との折衝事務などを目的に開設。拡販拠点としての重要度が高まり、1966年には八重洲へ事務所を移転し「東京出張所」と名称変更、体制整備を図りました。
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- ●1966年2月事業・経営
- テイケイ気化器(株)を子会社化
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- ●1966年3月製品・技術
- カローラ用キャブレタ生産開始
- 高度経済成長期の到来とともに自動車販売台数が爆発的に伸びる中登場した初代カローラは、累計生産台数100万台を突破。当社でもキャブレタ年産台数が2年間でほぼ倍増と需要が急増し、工場拡張を進めました。
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- ●1968年7月製品・技術
- かんばん方式導入
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- ●1971年3月事業・経営
- 安城工場操業開始
- エンジンバルブの急激な需要増に対応するため、愛知県安城市に新工場を建設。振動対策や騒音対策など環境に配慮した、当時としては画期的な工場でした。
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- ●1971年6月事業・経営
- キャニスタ生産開始
電子制御製品への転換 1970年代~
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- ●1976年8月製品・技術
- メカニカル燃料ポンプ生産開始
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- ●1979年10月事業・経営
- PM優秀事業場賞を受賞
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- ●1980年5月事業・経営
- 愛協産業(株)設立
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- ●1980年7月製品・技術
- 樹脂キャニスタ生産開始
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- ●1980年8月製品・技術
- N型キャブレタ生産開始
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- ●1980年11月事業・経営
- 名証2部上場
- 企業としての社会的信用と資金調達源の拡大を図るため、名古屋証券取引所に株式上場を申請。創業42年目に株式上場を果たしました(資本金11億5000万円)。
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- ●1981年8月製品・技術
- スロットルボデー生産開始
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- ●1982年3月事業・経営
- ミヤマ精工(株)に資本参加
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- ●1982年4月製品・技術
- V型キャブレタ生産開始
- 電子制御燃料噴射製品に引けを取らない高性能キャブレタをめざし開発された「V型キャブレタ」。加速性能の向上や、総アルミ化により重量を20%以上軽量化するなど、その性能は高い評価を受けました。
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- ●1982年8月事業・経営
- 米国に販売会社「アイサン コーポレーション オブ アメリカ」設立
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- ●1982年12月製品・技術
- 電子制御フィードバックキャブレタ生産開始
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- ●1983年4月製品・技術
- 電動燃料ポンプ生産開始
- 1980年代に電子制御燃料噴射製品が加速度的に普及する兆しを見せました。その拡大に対応するためインタンク式電動燃料ポンプを開発し、月産1万個規模で量産を開始しました。
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- ●1984年9月製品・技術
- インジェクタ生産開始
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- ●1984年10月事業・経営
- アイサン コンピュータ サービス(株)設立
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- ●1988年2月事業・経営
- 日本超硬(株)を子会社化
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- ●1988年10月事業・経営
- ヨーロッパ事務所開設
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- ●1989年4月事業・経営
- 米国に生産会社「フランクリン プレシジョン インダストリー」設立
- トヨタ自動車(株)のエンジン現地生産化を受け、ケンタッキー州フランクリン市に初めての海外工場を建設。設立当初の従業員は22名でしたが、現在では700名規模の一大拠点となりました。
グローバル企業へ 1990年代~
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- ●1990年5月事業・経営
- 豊田工場操業開始
- インジェクタ生産量増への対応、本社工場を含めた生産体制の再編成と将来的な電子制御燃料噴射製品の拡充を見据え、愛知県豊田市の西広瀬工業団地内に新工場を建設しました。
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- ●1990年10月事業・経営
- 新経営理念を策定
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- ●1992年7月その他
- 自転車競技部選手バルセロナオリンピック出場
- 当社田中光輝選手のオリンピック出場決定という快挙に、全社が沸きました。連日の取材対応や現地への応援団派遣、全社を挙げた壮行会など、会社中が熱いオリンピックムードに包まれました。
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- ●1992年11月事業・経営
- デミング賞実施賞を受賞
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- ●1993年1月事業・経営
- (株)中京治具を子会社化
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- ●1993年4月事業・経営
- 韓国事務所開設
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- ●1994年10月事業・経営
- 中国に合弁会社「重慶平山泰凱化油器有限公司」設立
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- ●1995年12月事業・経営
- 中国に合弁会社「天津愛三汽車附件有限公司」設立
(07年3月愛三(天津)汽車部件有限公司へ統合)
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- ●1996年6月事業・経営
- エンジン適合受託開始
- キャブレタを通し蓄積された当社のエンジン適合技術と、電子制御燃料噴射システムに関する技術が評価され、トヨタ自動車(株)からの適合業務受託を開始。現在では自動車メーカー並みの試験設備を備え、開発の一翼を担っています。
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- ●1997年1月事業・経営
- インドネシアに生産会社「アイサン ナスモコ インダストリ」設立
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- ●1997年3月事業・経営
- 韓国の生産会社「玄潭産業㈱」に資本参加
('02年3月に子会社化)
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- ●1998年4月製品・技術
- 燃料ポンプモジュール生産開始
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- ●1998年6月製品・技術
- ISO9000認証取得
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- ●1998年8月製品・技術
- チタンエンジンバルブ生産開始
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- ●1999年10月事業・経営
- 浜松営業所開設(現 浜松支社)
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- ●2000年3月事業・経営
- 東証2部上場
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- ●2000年4月製品・技術
- 吸気モジュール生産開始
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- ●2000年5月製品・技術
- リンクレス電子スロットル(ET2)生産開始
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- ●2000年9月事業・経営
- 仏に合弁会社「アイサン ビトロン ヨーロッパ」(現 アイサン インダストリー フランス)設立
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- ●2000年9月事業・経営
- チェコに合弁会社「アイサン ビトロン チェコ」(現 アイサン インダストリー チェコ)設立
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- ●2000年10月製品・技術
- QS9000認証取得
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- ●2001年3月事業・経営
- 東証・名証1部上場
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- ●2002年1月その他
- 陸上競技部ニューイヤー駅伝初出場
- 中部地区での予選を勝ち抜き、元旦恒例のニューイヤー駅伝に初出場を果たしました。以来現在まで連続出場を続けています。
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- ●2002年4月事業・経営
- 中国に生産会社「瀋陽玄潭汽車部件有限公司」設立
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- ●2002年6月事業・経営
- インドに生産会社「IHDインダストリーズ」設立
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- ●2002年9月製品・技術
- 樹脂インテークマニホールド生産開始
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- ●2003年7月事業・経営
- 中国に生産会社「愛三(天津)汽車部件有限公司」設立
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- ●2004年3月事業・経営
- ベルギーに販売会社「アイサン コーポレーション ヨーロッパ」設立
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- ●2004年4月事業・経営
- 米国に「ヒョンタンアメリカ」設立
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- ●2004年5月事業・経営
- 中国に生産会社「愛三(佛山)汽車部件有限公司」設立
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- ●2004年12月その他
- 「天然温泉かきつばた」オープン
- グループ会社の愛協産業(株)が、伊勢湾岸自動車道 刈谷ハイウェイオアシス内に温浴施設を開業しました。地域の方々の憩いの場あるいはレジャー施設として、多くのお客様にご来館いただいています。
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- ●2005年8月事業・経営
- 中国に合弁会社「泰凱通用化油器(寧波)有限公司」設立
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- ●2006年5月事業・経営
- スロバキアに生産会社「ヒョンタンスロバキア」設立
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- ●2006年7月事業・経営
- 工場緑化推進で内閣総理大臣表彰
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- ●2006年8月事業・経営
- 中国に販売会社「愛三貿易(広州)有限公司」設立
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- ●2008年7月事業・経営
- 熊本県玉名市に「愛三熊本(株)」設立
さらなる成長へ 2010年代~
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- ●2011年2月製品・技術
- トヨタ自動車(株)からエンジンバルブ生産ラインで技術開発賞
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- ●2011年7月事業・経営
- インドに生産会社「アイサン オートパーツ インディア」設立
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- ●2011年12月事業・経営
- タイに販売会社「アイサン コーポレーション アジア パシフィック」設立
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- ●2013年2月事業・経営
- メキシコに生産会社「アイサン オートパーツ メキシコ」設立
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- ●2013年9月事業・経営
- 障がい者雇用で厚生労働大臣表彰
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- ●2015年3月製品・技術
- ルノー・日産グループよりAGP(Alliance Growth Partner)に認定
- 当社スロットルボデーが「QCDの高いパフォーマンスによりグローバルシェアNo.1を達成」との評価を受け、ベストサプライヤーに認定されました。
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- ●2016年2月製品・技術
- 韓国の生産会社 玄潭産業(株)がダイムラーからベストサプライヤー賞
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- ●2016年9月事業・経営
- インド・FIEM社と二輪車用キャニスタに関する技術援助契約を締結
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- ●2017年8月事業・経営
- 広瀬テクニカルセンター稼働
- 当社が開発・生産する全製品の信頼性試験設備を集約した研究開発拠点を、愛知県豊田市に開設しました。コンピュータによる集中管理で長期間連続運転が可能となり、開発スピードアップに寄与しています。
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- ●2017年11月製品・技術
- LPGハイブリッド燃料系システムを開発
- 新型LPGハイブリッド燃料系システムがトヨタ自動車(株)の「JPN TAXI」に採用されました。
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- ●2018年3月事業・経営
- インドに販売会社「アイサン セールス インディア」設立
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- ●2018年4月事業・経営
- 大府市とネーミングライツ契約
- 大府市勤労文化会館のネーミングライツパートナーに選定。愛称「愛三文化会館」として、地域の文化・スポーツ活動により一層、貢献していきます。
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- ●2018年6月事業・経営
- 「健康宣言」を制定
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- ●2018年6月事業・経営
- インド・FIEM社と合弁会社「アイサン フィエム オートモーティブズ インディア」設立
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- ●2018年12月事業・経営
- 創立80周年
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- ●2019年2月事業・経営
- 健康経営優良法人(ホワイト500)に初認定
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- ●2020年5月事業・経営
- 新本館稼働
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- ●2021年1月事業・経営
- 「VISION2030」を策定
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- ●2021年4月事業・経営
- 「愛三工業ダイバーシティ宣言」を策定
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- ●2021年11月事業・経営
- ISO45001認証取得
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- ●2022年4月事業・経営
- 東証の市場再編に伴いプライム市場を選択
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- ●2022年6月事業・経営
- FIEM社との合弁会社の合弁契約を解消し株式を取得、社名を「アイサン インダストリー インディア」に変更
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- ●2022年9月事業・経営
- (株)デンソーより燃料ポンプモジュール事業譲受および米国の生産会社を子会社化
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- ●2023年6月事業・経営
- マグネクス株式会社を子会社化
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- ●2023年11月事業・経営
- 株式会社アイエムアイを子会社化