レーシングチーム 大会結果

【レースレポート】Le Tour de Langkawi 2026 – Stage2 

2026年09月28日

RESULT

Le Tour de Langkawi 2026 – Stage2
日時 2026年9月28日11:00〜(日本時間:12:00〜)
コース マレーシア(Taiping→Gunung Jerai) | 距離:145.6km
出走選手 織田 聖、留目 夕陽、宇田川 塁、南 和人、松井 丈治、神谷 啓人
スタッフ 中根 英登(テクニカルディレクター), 小森 亮平(監督), 市川 貴大(メカニック), Mohd Ameer Khaleed Bin Ali(メカニック, 外部スタッフ), Zaid AbuYazid(マッサー, 外部スタッフ), Kuchong&Nasli(ドライバー、外部スタッフ), 山内渓太(広報)

 第2ステージは、序盤から中盤にかけては大きな起伏のないコースが続く一方、終盤には標高約1,000mのグヌン・ジェライを10kmかけて上る長い登坂が待ち受ける、今大会最初の本格的な山岳ステージとなりました。最後の登坂で総合順位が大きく動くことが予想され、今後のレース展開を占ううえでも重要なステージです。

 スタート直後から、スプリントポイントでポイントを獲得したい選手たちが積極的にアタックを仕掛け、集団が分裂する場面が何度も訪れました。愛三工業レーシングチームも、松井選手や宇田川選手が集団前方で大きな動きには対応し、逃げに入るべき場面で後手を踏まないよう対応します。
 約20kmにわたってアタック合戦が続いたのち、地元マレーシアの選手4名を含む7名が先行する展開となりました。
 メイン集団はこの逃げを容認し、ペースを落として一度体勢を整えます。チームとしても、最後の登坂を留目選手の勝負に持ち込みたいという狙いがあり、理想的な展開となりました。ここからは落ち着いてレースを進めていきます。

 この日は朝から気温が高く、いつも以上に体力の消耗が激しいコンディション。ボトルによる水分補給に加え、少しでも体温を下げるため、氷をウェアの中に入れるなどの対策も行いました。宇田川選手、松井選手、そして織田選手を中心に、選手たちは交代しながらチームカーから補給を受け、暑さに対応しながらレースを進めます。
 そしてレースは残り20km。最後の登坂が始まるまで残り10kmというところで、メイン集団は逃げを吸収します。
 各チームが少しでも有利な位置で登坂をスタートさせたいことから、ここから位置取り争いが激しくなっていきました。登坂の入り口は道幅が狭く、連続するコーナーもあるため、集団前方でこの区間をクリアすることが非常に重要です。集団はまるでゴールスプリントのような勢いで進んでいきます。

 愛三工業レーシングチームは、松井選手を先頭に、織田選手と宇田川選手がその後ろで留目選手と南選手をサポート。チームワークによって、2人を集団前方のまま最後の勝負所へ送り込むことができました。
 しかし、南選手は暑さの影響からペースを落とし、登坂が始まって程なくすると遅れてしまいます。
 一方、留目選手も、麓から先頭集団がハイペースで進んでいくリズムに合わせたことで、一度は大きく遅れる展開となりました。それでも残り5kmほどから自分のペースを取り戻すと、前を走る選手を一人、また一人と追い抜き、最終的に26位でフィニッシュしました。

 この結果、留目選手はこの日のステージでアジア人トップとなり、個人総合順位も26位に浮上。アジアンリーダージャージを獲得しました。
 留目選手を最後までサポートしたチームメイトも全員無事に完走。前日の落車で身体を痛めていた神谷選手も無事に走り切り、翌日へ望みをつなぎました。

ステージ結果

    1位 Jasch Lennart, GER, Tuder Pro Cycling Team, 3:37:21
    26位 留目 夕陽, +04:50 *チーム最高位, アジア人1位

 
個人総合成績

    1位 Jasch Lennart, GER, Tuder Pro Cycling Team, 7:44:04
    26位 留目 夕陽, +05:00 *チーム最高位, アジア人1位

    Text: 小森 亮平
    Photos, Edit: 山内 渓太