レーシングチーム 大会結果

【レースレポート】Le Tour de Langkawi 2026 – Stage1 

2026年09月27日

RESULT

Le Tour de Langkawi 2026 – Stage1
日時 2026年9月27日11:00〜(日本時間:12:00〜)
コース マレーシア(Shah Alam→Kampar) | 距離:193.0km
出走選手 織田 聖、留目 夕陽、宇田川 塁、南 和人、松井 丈治、神谷 啓人
スタッフ 中根英登(テクニカルディレクター), 小森亮平(監督), 市川貴大(メカニック), Mohd Ameer Khaleed Bin Ali(メカニック, 外部スタッフ), Zaid AbuYazid(マッサー, 外部スタッフ), Kuchong&Nasli(ドライバー、外部スタッフ), 山内渓太(広報)

 今年で30回目を迎えるツール・ド・ランカウィは、9月27日から10月4日まで全8ステージ、総距離1,285.5kmを舞台に争われるアジア最大級のステージレースです。
 今大会は3つの頂上フィニッシュが設定され、ガヌン・ジェライ、キャメロンハイランド、ゲンティンハイランドと、厳しい山岳ステージが選手たちを待ち受けています。世界各地から20チームが集結し、アジアを代表するステージレースにふさわしいハイレベルな戦いが繰り広げられます。
 愛三工業レーシングチームにとっても、世界レベルの選手たちと競い合いながら、アジアの舞台でチームの力を示す重要な8日間となります。

 その初戦となる第1ステージは、シャー・アラムからカンパーまでの193kmで争われました。大きな山岳は設定されていないものの、マレーシア特有の暑さの中で長距離を走ることに加え、フィニッシュ直前のテクニカルなコースへの対応も求められるステージとなりました。
 レース序盤に設定されているKOM(山岳ポイント)を狙う動きが予想される中、チームはまず集団内の動きを確認しながら逃げに対応。集団スプリントになった場合には、テクニカルなコースを得意とする織田選手を中心に勝負する作戦でレースに臨みました。

 KOMは9km地点に設定された4級山岳が一つのみ。この山岳ポイントを1位で通過した選手には翌日の第2ステージで山岳賞ジャージを着用する権利が与えられるため、序盤から山岳賞を狙う選手たちが積極的に動いていきました。
 KOM通過後は、今度はスプリントポイントでボーナスタイムを狙う選手たちが積極的に飛び出しを図ります。しかし、いずれもこの先のステージ展開を大きく左右するような動きではなかったため、チームは危険な動きがないか注意を払いながら、総合エースの留目選手とステージ上位を狙う織田選手の2人を中心に集団内で待機しました。

 松井選手、神谷選手、宇田川選手は、状況に応じて交代しながらチームカーまでボトルを取りに下がり、留目選手と織田選手のサポートに徹します。南選手も含め、チーム全員で2人のエースを守りながらレースを進めました。
 序盤に形成された逃げグループは早い段階でメイン集団が吸収。その後は全体的にスローペースでレースが進みました。しかし、フィニッシュまで残り20kmを切ると、集団スプリントを狙うチームが位置取りを開始します。

 フィニッシュ手前10kmからは中央分離帯が多く現れ、集団前方へ上がるためのスペースもかなり限られてきました。愛三工業レーシングチームも集団前方でのポジション争いに加わり、織田選手をできるだけ良い位置へ送り込む動きを続けます。
 残り5kmで神谷選手が落車に巻き込まれ、宇田川選手もその影響を受けて一時的に失速するトラブルに見舞われました。しかし、松井選手と南選手のサポートを受けた織田選手は良い位置をキープ。さらに宇田川選手も集団に復帰し、再び織田選手を前方へ引き上げます。
 残り400mから連続するコーナーに10番手以内の位置で進入した織田選手は、そこから数名の選手をかわして7位でフィニッシュしました。ステージ順位ではアジア人選手の中でトップとなる結果でした。

 織田選手にとって、初出場となるツール・ド・ランカウィの第1ステージでトップ10入りを果たし、さらにアジア人トップという結果を残せたことは、大きな自信につながるレースになったと思います。
 明日の第2ステージは、グヌン・ジェライ山頂にフィニッシュする145.5kmの山岳ステージです。個人総合成績が大きく動く重要なステージとなるため、総合エースを担う留目選手を中心に、チーム全員でサポートし、その後のステージを有利に進められるよう力を尽くします。
 引き続き、8日間にわたるツール・ド・ランカウィでの愛三工業レーシングチームの応援をよろしくお願いいたします。

ステージ結果

    1位 Malucelli Matteo, ITA, XDS Astana Team, 4:06:53
    7位 織田 聖,   +00:00 *チーム最高位, アジア人1位

 
個人総合成績

    1位 Malucelli Matteo, ITA, XDS Astana Team, 4:06:43
    12位 織田 聖, +00:10 *チーム最高位

    Text: 小森亮平
    Photos, Edit: 山内渓太