先進技術開発1 INTERVIEW

研究開発部

和田悠暉
2017年入社 
工学研究科 
機械システム工学専攻卒

社員メッセージ 社内ベンチャーだから
チャレンジできる。
AIを活用し、
業界の常識を覆したい。

MESSAGE

Aisanだからできる。
夢の変換器を作る。

研究開発部では、社内ベンチャーに位置づけられ、モビリティの電動化を中心に最先端技術の確立を目指しています。私はその立ち上げメンバーとして、バッテリーを効率良く使うための製品(変換器)の開発を手がけています。変換器とはバッテリーから送られてくる大電力を変換し、モータやセンサなど各装置が使いやすくするもので、まさにEVの基幹部品です。私のミッションは、電力密度と変換効率を高めて変換器を小型化すること。そうすれば、より大きなバッテリーが搭載でき、走行距離が伸びるだけではなく車内空間も広がり快適性も向上します。

また、自己保護機能など様々な機能が付加できれば、EVのさらなる普及につながります。このプロジェクトは、Aisanにとって未知の領域かつチャレンジの連続だけに、技術者としても言葉にできないほどのやりがいを感じます。付加する機能の一つひとつを、理論の確立から設計、試作、評価までを数年スパンで行い、Aisanならではの変換器を作り出していきたいです。

国立大学や国立研究開発法人との
共同研究で成長。
国立大学や
国立研究開発法人との
共同研究で成長。

私がAisanを選んだのは、システムサプライヤならではの製品設計に携わりたかったからです。大学で学んだ流体力学の知識も活かし、製品設計にとことんこだわれる環境を探していました。e-先進技術開発部は、それが実現できる場所です。このプロジェクトではすでに国立大学や国立研究開発法人と共同研究を行っており、私は研究員として国立大学に1年間在籍し、磁気結合インダクタの開発に打ち込むことができました。入社時は電気や磁気は専門外でしたが、両機関で学びながら多くの知識を吸収して、技術者としての成長を実感しています。その結果、磁気結合インダクタの設計仕様において、理論上に実現可能な仕様の最小サイズを瞬時に判別できるツールを開発。

学会で発表する機会を得て、社内外から評価いただきました。次の目標は、電力密度で業界を驚かせるようなダントツの製品を生み出すことです。変換器は、その体積の約50%を熱交換器が占めるほど放熱が大きなポイントになります。多次元の最適化が必要になるため、今後はAIも積極的に活用していきたいです。

VIDEO LIBRARY