ヒト、モノ、カネ、情報。4つの経営資源の中でも、Aisanが最も大切にしているのが、ヒトに関する部分。人はAisanが成長するために欠かせない重要な存在であり、“財(タカラ)”であるとの考えから、“人材”を“人財”と表記している。ゆくゆくは世界を舞台に活躍できる人財を育成するために、ヒトへの投資は惜しまない。
入社後の1年間は、『自分自身のキャラクターをつくる』ことを大切にする。まず始めにAisanの理念や社会人としての基本的マナーを身につける導入教育、その後職種を問わず工場での現場実習でものづくりを学び、配属前教育を経て、本配属となる。グループワークなどを通して集団の中で個性を見つけ、Aisanにおける自分の役割を確立していく。
配属までに愛三社員としての
基礎知識を身に付けます
Aisanの海外売上比率は、すでに60%を超えている。今後も世界各国で販売拡大を見込んでおり、世界を舞台に活躍できる“グローバル人財”の育成が急務だ。そのため、海外拠点で十分にコミュニケーションを取れる語学力をはじめ、現地スタッフの育成に必要なスキルを身につける教育研修制度を充実させている。海外赴任や出張などで現地スタッフと協力して仕事に取り組むことで、責任者としての意識を醸成している。
対象者は『3年後に海外赴任する』というリストに登録し、その間に身につけるべき知識やスキル、語学力などを、上司・先輩のサポートを受けながら通常業務と並行して習得していく制度である。
生産技術部門では、6ヵ月間の海外トレーニー制度を設けている。現地スタッフとコミュニケーションを取りながら、実際に生産設備の改善に取り組む。現在は生産技術職のみとなっているが、今後は対象部門・職種を拡大する計画である。
Aisanでは「マネジメントよりも、一つの技術を徹底的に極めたい」という現場のニーズに応え、プロフェッショナルに相応しい称号として“マスターエンジニア”という役職を設けている。さらにその上には、“シニアマスターエンジニア”があり、その道を極めようとする技術者に新たな活躍の場を提供している。