2025.04.12 Result

【レポート】Tour of Mersin 第2ステージ Gülnar → Erdemli 122.8km

【出走選手】
窪木 一茂、岡本 隼、草場 啓吾、宇田川 塁、橋川 丈、南 和人

第2ステージは、KOM(山岳賞)が設定されている登坂は一つしかありませんが、スタートから約9kmにわたって厳しい登りが続きます。その後20kmは、急勾配かつ細い道を下るテクニカルなダウンヒルが続き、さらにその後は、強風が吹く中をおよそ90kmにわたりハイスピードで駆け抜ける、非常にハードなコース設定となっています。
この日はレース終盤まで落ち着かない展開が予想され、最終的には少人数でのスプリント勝負になると見込まれていたため、草場選手のスプリント力でステージ上位を狙いました。一方、総合成績を争う橋川選手は、他の総合系ライバル選手たちから遅れず、翌日のクイーンステージに良い位置で臨むことを目標としました。

レースはスタート直後からハイペースとなり、0km地点を過ぎた頃からすでに脱落者が出始め、厳しい一日になることが予想されました。愛三工業レーシングチームの選手たちはうまく連携し、前方で長いダウンヒル区間をクリアしていきましたが、終盤で草場選手が変速トラブルにより完全にストップ。その後、復帰を試みましたが、下りでバラバラになった後方集団に戻るのがやっとで、残念ながら勝負に加わることは叶いませんでした。 前方に残ったのは、岡本選手、宇田川選手、橋川選手、南選手の4名。橋川選手の調子が万全ではなく、遅れそうになる場面もありましたが、宇田川選手と南選手の献身的なサポートにより、無事にメイン集団にとどまり、平坦基調の区間を乗り切ります。

レース後半、海沿いの平坦区間に差しかかると、さらにペースが上がり、集団は一列棒状となって次第に分裂。上りでも平坦でも力を見せていた6名の選手が、他チームからマークを受けていたにもかかわらず抜け出しに成功し、1分近いリードを築いてそのまま逃げ切りました。
その後方、60人ほどのメイン集団には、宇田川選手と南選手のアシストを受けた橋川選手と岡本選手が残り、スプリント体勢に入ります。しかし、残り500mのコーナーで発生したアクシデントにより前方が詰まり、位置取りが悪くなり、上位フィニッシュは果たせませんでした。
それでも、橋川選手は総合成績を争う選手たちに遅れることなく無事にフィニッシュし、翌日につながる良い形でステージを終えることができました。トップ2名の選手の実力は頭ひとつ抜けている印象ですが、残り2日間で少しでも順位を上げられるよう、引き続き全力で挑んでいきます。

【ステージ成績】
1位 Stoic Mihajlo, SRB,TEAM UNITED SHIPPING 2:33:13
2位 Stefan De Bod, RSA, TERENGGANU CYCLING TEAM +00:00
3位 Bregnhøj Mathias, DEN, TERENGGANU CYCLING TEAM +00:00
41位 橋川 丈 +00:56
51位 岡本 隼 +0:56
85位 南 和人 +03:17
123位 宇田川 塁 +6:49
145位 草場 啓吾 +12:29
150位 窪木 一茂 +12:29

【個人総合成績】
1位 Stefan De Bod, RSA, TERENGGANU CYCLING TEAM
2位 Bregnhøj Mathias, DEN, TERENGGANU CYCLING TEAM +00:05
3位 Smit Willie, RSA, China Glory - Manteca Continental Cycling Team +00:08
15位 橋川 丈 +01:34
51位 岡本 隼 +3:38
64位 南 和人 +04:31
121位 宇田川 塁 +12:43
130位 草場 啓吾 +16:26

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