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2025.06.05 Result

【レポート】Tour of Japan 2025 第8ステージ|SPEEDチャンネル 東京ステージ

2025年5月25日(日)
距離:104.0km
出走選手 窪木一茂, 岡本隼, 當原隼人, 加藤 辰之介, 宇田川塁, 橋川丈

8日間にわたって開催された「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」も、いよいよ最終ステージ。今日は東京・大井埠頭での戦いとなりました。 1周約6.5kmの平坦な周回コースで争われ、スプリンターが活躍するスピードレースです。
愛三工業レーシングチームには、日本を代表するスプリンター・窪木選手と岡本選手がいます。この日は彼らの実力を信じ、集団スプリントでの勝負に持ち込む作戦を選択しました。
例年比較的落ち着いた展開を見せる最終ステージとはいえ、今年はスプリント賞争いは最後までもつれ込み、逃げ切りの可能性も十分にある展開。そこでチームは、加藤選手と宇田川選手を中盤の逃げに備えて構えさせ、橋川選手と當原選手は窪木・岡本両選手のサポートに徹する役割分担で臨みました。

序盤は予想通り、スプリントポイントを狙った激しい動きが続き、なかなか逃げが決まりません。
しかし時間の経過とともに、序盤から積極的に動いてきた選手たちに疲労が見え始めたタイミングで、実力ある選手たちによる逃げが形成されます。その中に、調子を上げてきた宇田川選手がしっかりと入りました。 この宇田川選手の動きにより、他のチームメンバーはメイン集団内で脚をためることができると同時に逃げと集団双方を牽制するかたちをつくり、チームとして有利な展開に持ち込むことができました。 数周走行ののち宇田川選手を含む逃げはやがて吸収され、最終スプリントに向けてペースが上がり始めます。加藤選手が他チームの選手と連携して安定したペースを作り出し、終盤には橋川選手と宇田川選手が先頭を引き上げてさらに加速。その間、當原選手・窪木選手・岡本選手はしっかりと位置取りをキープしながら最終周回へ。

残り1km、コーナーが連続する区間では、事前のミーティング通りの隊列で突入。當原選手→窪木選手→岡本選手と完璧な流れでリードアウト態勢を構築し、最終コーナー手前で窪木選手が先頭へ。そしてラスト250m、窪木選手のリードアウトから岡本選手がスプリントを開始。全力でもがいた岡本選手は、堂々の4位フィニッシュを果たしました。 惜しくも表彰台には届きませんでしたが、スプリント開始のタイミング、最終ストレートの風向き、他チームの動き――ほんのわずかな条件が違えば優勝も狙えた、非常にレベルの高いスプリントでした。 何よりチーム全体が完璧に機能し、レースを作ることができた点で、非常に価値のある1日となりました。

この8日間のTOJを通して、チームは毎日密なコミュニケーションを重ねながら、それぞれが自らの役割を着実にこなしてきました。日を追うごとにその精度も高まり、悲願のホーム「美濃ステージ」優勝という大きな成果も掴むことができました。
京都ステージでエース岡本選手が落車してしまうなどのトラブルもありましたが、それを乗り越え、シーズン序盤と比べて格段に成長を実感できる大会となりました。 来年はさらに力をつけて、より大きな飛躍を目指してまいります。
今後とも、愛三工業レーシングチームへの熱いご声援をよろしくお願いいたします!

【ステージ順位】
1位 WALSH Liam, AUS, シーキャッシュ X ボディラップ 2:07:40
2位 SCOTT Cameron, AUS, シーキャッシュ X ボディラップ
3位 D'AMATO Andrea, AUS, JCL Team UKYO
4位 岡本 隼
19位 窪木 一茂
35位 橋川 丈
67位 宇田川 塁 +00:24
72位 當原 隼人 +00:36
80位 加藤 辰之介 +04:09

【個人総合成績】
1位 Fancellu Alessandro, ITA, JCL Team UKYO, 18:39:572
2位 RACCANI Simone, ITA, JCL Team UKYO, +00:21
16位 橋川 丈 +06:22
40位 宇田川 塁 +33:01
56位 加藤 辰之介 +42:10
63位 岡本 隼 +46:17
79位 當原 隼人 +1:02:30
80位 窪木 一茂 +1:03:59

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