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2025.05.23 Result
【レポート】Tour of Japan 2025 第3ステージ|いなべステージ

2025年5月20日(火)
距離:127km
出走選手 窪木一茂, 岡本隼, 當原隼人, 加藤 辰之介, 宇田川塁, 橋川丈
三重県いなべ市・阿下喜駅前をスタートし、梅林公園周辺の1周14.8kmの周回コースを8周する本日の第3ステージ。フィニッシュに向かう道幅の急な狭まりと、最大勾配17%の激坂「いなベルグ」が選手たちを苦しめます。さらに、テクニカルな下りや高速で駆け抜ける直線も組み合わされた難易度の高いコースで、例年少人数でのスプリント勝負となる展開が多く見られます。
朝から夏のような暑さで、選手たちは氷嚢を背中に入れるほどの気温となりました。。
午前9時半、レースがスタート。前日の落車で負傷した岡本選手も痛みを抱えながらも元気にスタートラインに立ち、ファンの期待に応えるべく走り出しました。
近年のツアー・オブ・ジャパン(TOJ)は、第6ステージ「富士山」での総合争いだけでなく、全ステージを通じて実力ある選手たちが序盤から果敢に攻める展開が主流。この日も例外ではなく、山岳賞やスプリント賞を狙う動きもあって序盤からアタックの応酬が続きました。
愛三工業レーシングチームも積極的な姿勢を見せ、加藤選手がスタート直後にアタックを仕掛けて逃げ集団の形成を狙うなど、序盤からレースを動かしていきます。レース中盤にはリーダーを含む10名が抜け出すシーンもありましたが、これはすぐに吸収され、展開は再び振り出しに。
その後もハイペースが続き、集団は次第に人数を減らしていきます。レース半ばを過ぎた頃、メイン集団は約40名にまで絞られました。不運にも、そのタイミングで加藤選手がメカトラブルに見舞われ遅れてしまいます。
レース後半、過去にこのステージで入賞経験のある窪木選手のアシストを受けた橋川選手が、40名ほどに絞られたメイン集団にしっかりと残り、勝負どころに備えます。
残り1周半、集団が息を整えたいポイントで3名が巧みに抜け出し、これを追うメイン集団は約30名に。そして、最終的には2名が逃げ切りに成功。単騎となった橋川選手は不利な状況ながらも粘りの走りを見せ、20秒差での3位争い集団内で力を振り絞ってフィニッシュ。21位という結果でレースを終えました。
そのほかの選手たちも全員が無事に完走し、翌日はいよいよ愛三工業レーシングチームのホームステージ、「美濃ステージ」へと進みます。平坦基調で例年スプリント勝負が期待されるこのステージでは、スプリント力に定評のある岡本選手や窪木選手を中心に、「愛三トレイン」での勝利を目指してチーム一丸で戦います。
明日も引き続き、熱いご声援をよろしくお願いいたします!
【ステージ順位】
1位 FANCELLU Alessandro, ITA, JCL TEAM UKYO, 02:59:32
2位 BREGNHØJ Mathias, DEN, トレンガヌ サイクリングチーム, +00:04
3位 GARIBBO Nicolò, ITA, JCL TEAM UKYO +00:22
21位 橋川 丈 +00:22
53位 宇田川 塁 +11:40
70位 岡本 隼
79位 加藤 辰之介
84位 當原 隼人 +11:51
85位 窪木 一茂 +12:00
【個人総合成績】
1位 FANCELLU Alessandro, ITA, JCL TEAM UKYO, 05:41:09
2位 BREGNHØJ Mathias, DEN, トレンガヌ サイクリングチーム, +00:19
3位 岡 篤志, JPN, 宇都宮ブリッツェン +00:33
21位 橋川 丈 +01:13
47位 宇田川 塁 +12:06
49位 加藤 辰之介 +12:13
64位 當原 隼人 +18:07
70位 岡本 隼 +21:03
83位 窪木 一茂 +21:25
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