2025.06.10 Result

【レポート】Tour de Gyeongnam 2025 第5ステージ|Changwon

2025年6月8日(日)
距離:44.5km
出走選手 岡本 隼, 草場 啓吾, 當原 隼人, 初川 弘浩, 加藤 辰之介, 北嶋 桂大, 松井 丈治

Tour de Gyeongnamの最終日、第5ステージは、Changwon市街地を舞台に1周3kmの周回 コースを15周する、全長44.5kmの周回コースで行われました。 このステージでは、今大会初となる中間スプリントポイントが2回設定されており、上 位3名の通過選手はボーナスタイムを獲得できることから、総合順位を少しでも上げたい 選手たちの熾烈な争いが予想されました。

photo : Tour de Gyeongnum

スタートしてしばらくすると加藤選手が6名ほどの小集団で飛び出す場面等がありましたが、中間スプリントを狙ったハイペースが続いたため、この日は決定的な逃げは最後まで形成されませんでした。
愛三工業レーシングチームの草場選手以外にも、LXのキム選手、キナンレーシングチームの新城選手を含む8名ほどの選手たちは、わずか1秒のボーナスタイムで総合成績が入れ替わる状況にあり、それぞれのチームメイトと連携しながら積極的にレースを展開していきました。
1回目の中間スプリントでは、新城選手が3位通過で1秒を獲得し、その結果、草場選手は暫定11位となりUCIポイント圏外に。草場選手にとっては、なんとしても2回目のスプリントでボーナスタイムを取り返す必要が出てきました。
2回目のスプリントに向けて、序盤から積極的に動いた加藤選手に加えて松井選手と初川選手が中心となって集団先頭でペースを作り、ラストはスプリンターの岡本選手が草場選手を理想的な形でリードアウト。草場選手は見事に3番手で通過し、1回目に失った1秒を取り返しました。

Photo : Tour de Gyeongnum

こうなると、あとはフィニッシュ順位での判定となります。
ステージ優勝を狙い、スタートから終盤まで力を温存していたCCACHE x ODYWRAP のWalsh選手がスプリントを仕掛ける中、草場選手はしっかりと集団前方の16位でフィニッシュしました。この結果、草場選手は個人総合成績10位に滑り込み、UCIポイントを獲得。松井選手も15位で新人賞争いの2位につけるなど、チームとして大きな成果を上げることができました。
草場選手のUCIポイント獲得だけでなく、松井選手にとっても今回のTour de Gyeongnamは非常に意味のあるレースとなりました。彼にとってはまだUCIレース3戦目、しかも初の海外レースながら、最後まで集中を切らさず新人賞争いを戦い抜いた姿勢は、今後の成長に大きくつながるはずです。
また、なによりも5日間にわたるステージレースを、落車やトラブルを皆で支え合いながら乗り越え、チームとして非常に良い結束を見せることができました。 次戦は2週間後、年に一度の頂上決戦・全日本選手権エリート/U23です。日本一を懸けた熱い戦いに、チーム一丸となって挑みますので、引き続き熱い応援をよろしくお願いします!

Photo : Toue de Gyeongnum

【ステージ順位】
1位 WALSH Liam, AUS, AUS, CCACHE X BODYWRAP 2:54:41
2位 GIDICH Yevgeniy, KAZ, CHINA GLORY - MENTECH CONTINENTAL CYCLING TEAM +00:00
3位 D'AMATO Andrea, ITA, JCL Team UKYO +00:00
16位 草場啓吾 +00:00 チーム内最高位

【個人総合成績】
1位 HOPKINS Dylan, AUS, Roojai Insurance 13:10:52
2位 RACCANI Simone, ITA, JCL Team UKYO +00:19
3位 VAN ENGELEN Adne, NED, TERENGGANU CYCLING TEAM +00:23
10位 草場啓吾 +01:29 チーム内最高位

【ベストヤングライダー賞】
2位 松井丈治

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