2025.07.15 Result

【レポート】The Road Race Tokyo Tama 2025

2025年7月13日(日)
コース:武蔵の森公園→JR青梅駅前 122.8km
出走選手 岡本 隼, 草場 啓吾, 當原 隼人, 初川 弘浩, 加藤 辰之介,南 和人

2020東京オリンピックのレガシーとして2023年末に第1回大会が開催された本大会が、約1年半ぶりにUCIレースとしてグレードアップして戻ってきました。
スタートは東京オリンピックと同じ武蔵野の森公園。そこから都内を約70km走り青梅駅前を通過して1周16kmの周回コースを4周する、ダイナミックなコース設定となりました。
今回は第1回大会とは大きく異なるコースで、愛三工業レーシングチームの選手たちにとっては未知の部分も多かったため、レース2日前に現地入りして試走を実施。
実際に走ってみると、アップダウンやコーナーの多いテクニカルな設定。レース序盤にできるであろう逃げがそのまま決定的なものになる可能性もあれば、後方からメイン集団が追い上げていった後のスプリントになる可能性もあり、あらゆる展開に対応できるチーム力が試されるコースでした。

7月らしく日中は30℃を超える暑さでしたが、レースは朝7時半の涼しいスタート。序盤から各チーム積極的にアタックをしていきます。
愛三からは加藤選手、南選手、初川選手を中心に序盤から積極的に動きますが、15.8km地点の中間スプリントを前に、10名程度の逃げができそうになったタイミングで當原選手がギリギリのタイミングでメイン集団からジャンプ。なんとか先頭集団に滑り込みます。
力のある選手たちの逃げに良い嗅覚を見せました。その集団はすぐにタイム差を約20秒を稼ぎ出しますが、中間スプリント地点通過後に先頭の足並みが揃わず、逃げは崩壊。その直後、今度は南選手が14名の逃げに乗る形となり、再びチームは前方で勝負を仕掛けます。

この動きに対し、草場選手も単独で追走を試みますが、惜しくも届かず。ここからは南選手に勝負を託す形となりました。周回コースに入るとレースはさらに活性化。先頭集団ではペースアップが続き、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニのL.クアルッチ選手とVC福岡のB.プラデス選手が抜け出す展開になり、このハイペースにより逃げ集団は分裂。
南選手は第3集団で先頭を追いかけます。
最後は、岡本選手が後方のメイン集団から抜け出しラスト2kmで南選手のグループに合流。チーム最高位の23位でフィニッシュとなりました。
惜しくも目標としていたトップ10フィニッシュとUCIポイント獲得には届きませんでしたが、チームとしては各選手が役割を果たし、常に前方でレースを展開することができまし た。
このレースを終え、チームは短い夏休みに入りますが、シーズン後半戦に向けてしっかり準備し、さらに力強い走りをお見せできるよう努めてまいります。
引き続き、愛三工業レーシングチームへのご声援をよろしくお願いいたします!

【リザルト】
1位 QUARTUCCI Lorenzo /(ITA)ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ 2:46:29
2位 PRADES REVERTE Benjami, ESP, VC FUKUOKA +00:03
3位 TSARENKO Kyrylo, UKR, ソリューションテック・ヴィーニファンテ +00:24
23位 岡本 隼 +03:45
29位 南 和人 +03:53
43位 草場 啓吾 +7:18
DNF 當原 隼人
DNF 加藤 辰之介
DNF 初川 弘浩

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