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2025年10月01日(水)
距離：Kuala Terengganu-Kemaman 141.5km
出走選手: 岡本 隼, 草場 啓吾, 當原 隼人, 加藤 辰之介, 南 和人, 松井 丈治
スタッフ: 中根英登, 小森 亮平, 田村 亮太郎, 山内 渓太
現地スタッフ: ザイド, アメール, クチョン, ロスタム

大会公式ウェブサイト: https://www.letourdelangkawi.my/
第4ステージ情報: https://www.letourdelangkawi.my/stage-4/
リザルト: https://www.letourdelangkawi.my/results-2025/

第4ステージは、このカテゴリーにしてはやや短めの141km。コースはほぼ一直線で、前日の厳しいステージの影響から疲労の色が濃い選手が多く見られました。さらに、翌日の山頂フィニッシュを控えているため、チームとしては今日はなるべく力を温存しつつ、最後のスプリントに備える方針を立てました。
ただし、前日のステージで大きく遅れた選手たちが逃げ集団を形成した場合、逃げ切りの可能性もあります。そのため草場選手がそうした動きに対応し、場合によってはステージ優勝も狙うことを確認。レース序盤は、他の選手は彼をしっかりサポートする作戦をとりました。

スタート直後、プロチームのアタックに草場選手がうまく反応しましたが、人数が多すぎたために集団が警戒して追走を開始。直後に諦めずに踏み直した3人が逃げ集団を形成しました。これまでのステージでは長いアタック合戦が続いていましたが、昨日のハードな展開と翌日の山頂フィニッシュを控え、今日は各チームが力を温存したい思惑が一致した形となりました。
愛三工業レーシングチームは、岡本選手のスプリントのために彼を守る形でまとまって走行。落ち着いたペースで補給を取りながらレースは進みましたが、終盤にかけてペースが上がる中、岡本選手と當原選手が落車に巻き込まれてしまいました。幸い大きな事故ではなく、両選手ともすぐに復帰し集団に戻りましたが、その後ラスト5km付近で當原選手が再び落車。こちらはダメージが大きく、復帰に手間取りスプリントに向けて加速していくメイン集団に戻ることはできませんでした。

スプリントでの位置取りに重要な役割を担う當原選手を欠く中、草場選手が懸命にリードを行い、なんとか前方のポジションを確保。しかしラスト600m、コの字型のコーナーで岡本選手との間に距離が開いてしまいました。最終的に草場選手がチーム最高位の14位でフィニッシュとなりました。

【ステージ順位】
1位 Marucelli Matteo, ITA, ITA, XDS Astana Team, 3:17:56
14位 草場 啓吾+00:00
*チーム内最高位

【個人総合成績】
1位 Malucelli Matteo, ITA, XDS Astana Team, 13:15:45
15位 松井丈治 +00:34
*チーム内最高位

【ベストアジアンライダーランキング】
3位 松井丈治 +00:01

【ステージアジアチーム総合順位】
1位 愛三工業レーシングチーム

Text：Ryohei KOMORI Photo：Keita YAMAUCHI, Yuzuru SUNADA