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2025.09.29 Result
【レポート】Petronas Le Tour de Langkawi 2025| 第1ステージ

2025年9月28日(日)
コース: Langkawi Round Island 96.7km
出走選手:岡本 隼, 草場 啓吾, 當原 隼人, 加藤 辰之介, 南 和人, 松井 丈治
大会公式ウェブサイト: https://www.letourdelangkawi.my/
第1ステージ情報: https://www.letourdelangkawi.my/stage-1/
リザルト:https://www.letourdelangkawi.my/results-2025/
アジア最高峰のステージレース「Petronas Le Tour de Langkawi」が、今年も幕を開けました。
8日間という長丁場の戦いは、Fraser Hillにフィニッシュする第5ステージを除いて平坦基調が多く、例年スプリンターが主役となります。しかし、ワールドツアー2チームを含む強豪チームが揃い、各ステージのコース上に設定された中間スプリントポイントで獲得できるボーナスタイムが総合成績に大きく影響すると予想され、序盤から一瞬たりとも気を抜けない展開が続いています。
初日の第1ステージは、ランカウイ島を1周する96.7km。4級山岳を1つ越えるだけで大きな登りはなく、細かなアップダウンを繰り返すコース。距離は短いものの常にスピードが上がる、厳しいレースです。
「待ちに回らず、初日から攻めよう」とチームで確認し、スタートからに積極的に動きました。
序盤からアタックの応酬が続き、地元マレーシア勢に加えてプロチームの選手たちも積極的に動いたため、簡単には逃げが決まりません。そんな中、20km地点で松井丈治が3名と共に飛び出し、逃げグループを形成しました。
松井は「レースを仕切ろうとするワールドツアーのチームが、小さな逃げをわざと容認しようとしているのが見えたので、多少無理をしてでも行ってみようと思った」と振り返ります。2回目の中間スプリントでは2位通過。ボーナスタイム2秒を獲得し、総合成績争いに弾みをつけました。
その後、逃げグループは残り20kmを切ったところでメイン集団に吸収。勝負は集団スプリントに委ねられました。
當原、草場、岡本の3選手がまとまって前方をキープしようと試みます。當原は「昨年よりは調子が良く、余裕を持って位置取りができた」と語り、残り1kmで先頭に躍り出る積極的な動きを見せました。
しかし直後に草場・岡本との連携がうまく噛み合わず、最終スプリントでは埋もれてしまいます。草場が17位でフィニッシュし、この日チーム最高位となりました。
一方、南和人は「このカテゴリーのレースは初めてで、フィニッシュ前のペースが速く、なかなか前に上がれず苦労した」と手応えと課題を語ります。選手一人ひとりがそれぞれの課題と成長を感じ取った初日となりました。
結果として松井は個人総合7位、アジア人総合2位と大健闘。
「逃げに乗り、ボーナスタイムを取る」という目標を見事に達成しただけでなく、チーム全体としても昨年以上に前で戦う姿勢を示せました。まだ7日間の戦いが残されていますが、初日から確かな手応えと勢いをつかむことができました。
このチャレンジングな姿勢を武器に、残りのステージも挑んでいきます。
【ステージ順位】
1位 Malucelli Matteo, ITA, XDS Astana Team, 2:00:22
17位 草場啓吾 +00:00
*チーム内最高位
80位 松井丈治 +00:00 中間スプリントポイントのボーナスタイム2秒獲得
【個人総合成績】
1位 Malucelli Matteo, ITA, XDS Astana Team, 2:00:11
7位 松井丈治 +00:08
*チーム内最高位
【ベストアジアンライダーランキング】
2位 松井丈治 +00:05
*チーム内最高位
Text:Ryohei KOMORI
Photo:Keita YAMAUCHI,Yuzuru SUNADA
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