2025.07.07 Result

【レポート】JBCF 広島トヨタ 広島クリテリウム

2025年7月6日
コース:広島県広島市西区商工センター前特設コース
出走選手: 岡本 隼, 草場 啓吾, 初川 弘浩, 北嶋 桂大, 加藤 辰之介

前日の広島県中央森林公園での「JBCF 山陽建設 広島三原ロードレース」を終え、この日は広島市内へ移動し、「JBCF 広島トヨタ 広島クリテリウム」に参戦しました。
コースは、Uターンが3回あるT字型の1周1.7kmの周回コース。予選は6周、決勝は25周=42.5kmで争われました。
2グループに分かれて行われた予選を経て、決勝に進出したのは岡本隼、草場啓吾、初川弘浩の3名。チームとしてはスプリント力に秀でた岡本選手に期待がかかりますが、草場選手も好調で、少人数での展開になっても戦える態勢が整っていました。
理想は岡本選手のスプリント勝負。ただ、Uターンでの減速と加速の繰り返しに加え、気温の高さと強い風が選手たちを消耗させ、集団が分裂して少人数の勝負になる可能性も十分にありました。そこでチームとしては、草場選手がその局面に対応し、岡本選手はスプリントに集中する作戦をとりました。

レース序盤から、多くの選手が積極的に前へ前へと動いていき、特に地元チーム・ヴィクトワール広島の選手たちが果敢にアタックを繰り返します。初川選手は集団前方に位置取り、アタックのチェック役を担いながら危険な逃げには積極的に反応していきます。
中盤、ヴィクトワール広島の動きが緩んだタイミングを狙ってシマノレーシングの香山選手がアタック。直前までペースを作っていたシマノ勢の動きにより集団のペースが一瞬緩みます。草場選手は、そのチャンスを見逃さず単独で飛び出しに成功。香山選手に合流して、2人での逃げを形成します。
逃げ切りを狙う2人に対し、ヴィクトワール広島が集団を牽引。岡本選手はその後ろにしっかりと付き、スプリント勝負を見据えて体力を温存していきます。草場選手と香山選手の逃げはしばらく続いたものの、残り7周でメイン集団に吸収。その後もカウンターアタックが散発する中、集団スプリントに向けてレースは徐々にスピードアップ。草場選手は、逃げで脚を使いながらも岡本選手の位置取りをサポートし、最後までチームのために走ります。

迎えた最終ラップ。草場選手が先頭から2番手という絶好のポジションで最後のコーナーを通過しますが、その後ろの岡本選手の前に他チームの選手が入り、わずかに遅れてしまいます。コーナーを抜けると残り400m、スプリント勝負になるのは明白ですがフィニッシュまではまだ少し距離があるため各チームのエースたちがお互いに見合って少し牽制する中、宇都宮ブリッツェンの岡選手がロングスパートを敢行。これに草場選手がすばやく反応。岡本選手も追い上げますが、少し出遅れたのが響きます。
最終的に草場選手が粘りの走りで3位表彰台を獲得。岡本選手も4位と健闘しました。惜しくも優勝は逃したものの、初川選手の的確なアシスト、草場選手の中盤の逃げと終盤の献身、岡本選手のスプリントと、チーム全員がそれぞれの役割を果たし、多くの見せ場を作ることができたレースとなりました。
暑い中、2日間にわたって応援いただき、ありがとうございました!

【決勝リザルト】
1位 岡 篤志 宇都宮ブリッツェン 1:08:39
2位 孫崎 大樹 ヴィクトワール広島 +1:08:01
3位 草場 啓吾 +00:01
4位 岡本 隼 +00:01
DNF 初川 弘浩

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