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2025.02.23 Result
【レポート】第3回JBCF鹿屋・肝付ロードレース

開催場所:鹿児島県立大隅広域公園周辺特設コース 149.5km(6.5km×23周回)
2023年、2024年と岡本が2連覇しているチームと相性のいい今大会。
愛三工業レーシングチームとしては、先週末の東京クリテリウムはすでに走っていたものの、同大会はJBCFの年間ランキングにも関係がなくイベント要素が強く、各チームの参加選手にも実力にかなりのバラつきがあったため、この鹿屋・肝付ロードレースが実質の初戦という位置付けで臨みました。
スプリントになってしまうと分が悪い他チームの激しい攻撃が予想されていましたが、岡本のスプリント1本に拘らず、経験豊富な草場や新加入の橋川や南といった若手を中心に前半から積極的に攻撃を仕掛けていって、前へ前へ展開していく作戦を立てました。
チームとしては逃げに乗ったメンバーが逃げ切ればそれでよし、スプリントにすれば岡本をエースに最後の勝負に臨んでもらいますが、新加入の選手に経験を積んでもらう意味でも各選手に新しい役割を与えました。
今日のコースコンディションとしては、晴天に恵まれましたが風が強く横風の影響もあって、集団内にいる選手たちの体力も徐々に削られてしまうような状況になっていて、集団スプリントに持ち込みたくないチームがスタート直後から積極的にアタックを繰り返す展開になりました。
橋川が中心となって積極的にアタックを繰り返し、レース展開を冷静に判断できる草場も重要な局面で動き、南や宇田川をはじめとした若手もレースが動く大事な場面で見えるような状況が続きます。
そしてスプリンターの岡本も先頭でアタックに反応して先頭に出る姿が見え、調子の良さが伺えました。
アタック合戦がなかなか収まらないなか、8周回目に橋川が上りでペースを上げ6名の先頭集団を形成。
上りでの橋川のペースアップに対応できた力のある選手たちの逃げ集団がタイム差を稼ぎ5周ほど逃げ続けましたが、強い選手たちの逃げを警戒した集団相手に大きくタイム差を稼ぐことは叶わず吸収されてしまいました。
その後、草場がバイクトラブルでスペアバイクに乗り換えなければならず集団復帰をした直後のタイミングで、南のアタックをきっかけに新たに20名ほどの先頭集団が形成。
そこに、逃げが吸収されたばかりの橋川、バイクトラブルから復帰したばかりの草場、動きのきっかけを作った南が加わりました。
シマノレーシングチームやビクトワール広島も4名の選手を送り込み、皆協調してペースを上げたことで後続との差を広げ、レース終盤には実質的なメイン集団になりました。
そこからさらに4名の選手が飛び出し、先頭集団を形成し、残りの16名は追走集団を形成する形に。序盤から積極的に動いた末に逃げ集団に入り込んだ愛三の3選手は、その追走集団からひとりまた一人と遅れてしまい、先頭には誰も残っていない状態に陥ってしまいました。
このことから一気に不利になってしまったレース後半、先頭から2分程度離れた後方集団に残っていた選手たちは追走を仕掛けるも、少人数ながらペースを維持する先頭には追いつけず、後方で岡本を先頭にフィニッシュしました。
結果の数字だけを見るとチーム内最高位は岡本の14位と、2連覇していた前回までの大会と比べると残念なものに終わってしまったように見えますが、新しいメンバーで新しい走り方にチャレンジした結果なので、内容としては悪くないものでした。
チームの連携の完成度はまだまだ低いところもありますが、非常に高いポテンシャルを秘めている選手たちなので成長していく姿を見せられるように頑張って行きたいと思います。
【出走選手】
61 岡本 隼
62 草場 啓吾
63 當原 隼人
64 初川 弘浩
65 宇田川 塁
66 南 和人
67 加藤 辰之介
68 橋川 丈
【リザルト】
1位 トリビオ・ホセ・ビセンテ マトリックスパワータグ 3:27:32
2位 Lebas Thomas Kinan Racing Team +00:01
3位 渡辺 一気 京都産業大学 00:15
14位 岡本 隼 +02:25
25位 宇田川 塁 +02:49
27位 當原 隼人 +03:48
51位 南 和人 +07:32
55位 草場 啓吾 +07:35
55位 橋川 丈 +07:35
DNF 加藤 辰之介
DNF 初川 弘浩
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