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2025.07.01 Result
【レポート】第28回全日本選手権個人タイムトラ イアル・ロードレース大会

2025年6月29日(日)
コース:栃木県渡良瀬遊水地特設コース
出走選手 男子U23: 橋川 丈 / 男子エリート:窪木 一茂
4県にまたがる広大な渡良瀬遊水地を舞台に行われた、今年の全日本選手権・個人タイムトライアル。
コースは、ペダルを止めて曲がるようなコーナーが2か所あるのみという、きわめてシンプルで平坦な設定。純粋な"独走力"で勝敗が決まる、パワーと集中力の戦いです。
とはいえ単純なコースですが、道幅が広くライン取りの自由度が高いため、走り方ひとつでタイムは大きく変わります。レース前には入念に試走を重ね、窪木選手と橋川選手はお互いに情報を共有しながら、機材やポジションも細かく調整。すべてをレースのために最適化していきました。
🏁 U23タイムトライアル - 橋川選手が完璧な走りで優勝!
レースは朝のU23カテゴリからスタート。
愛三工業レーシングチームからは橋川選手が出走。第2ウェーブの7番目という出走順で、前の選手たちのタイムを参考に、ペース配分を緻密に組み立てていきます。
第1ウェーブの望月選手が記録した45分00秒、このタイムをターゲットに、橋川選手の挑戦が始まります。
スタート直後はやや力が入りすぎ、若干オーバーペース気味に。しかしすぐに気持ちを落ち着け、冷静にリズムを整えていきます。少し抑え気味に回った1周目でさえ、すでにトップタイムを上回る1秒差で通過。そして2~4周目ではさらにペースを上げ、各ラップタイムのバラつきは1秒以内という完璧な走りを見せました。そこからラスト1周でさらに加速し、2位に10秒以上の差をつけてガッツポーズをしながらフィニッシュ!U23日本チャンピオンジャージを手にしました。今回のような長距離のTTは初経験だった橋川選手にとって、最後まで走り切れるかという不安もありましたが、綿密な準備と、無線でのラップタイム情報を活用した冷静なペース管理を行い見事優勝、前週の全日本ロードでの雪辱を晴らす、価値ある勝利となりました。
午後のエリートカテゴリー - 窪木選手は粘りの走りで13位
男子エリートカテゴリーには、過去に優勝経験もある窪木選手が出場。トラック競技で培ったスピードを活かしたレースが期待されました。
午後になって気温は一気に上昇していく中、第1ウェーブ中盤から出走した窪木選手は、午前中に優勝した橋川選手の走りを参考に、レースプランを組み立てます。しかしU23よりもさらにハイレベルなエリートカテゴリー、加えて急激な暑さも重なり、序盤からやや速めのペースを強いられる展開に。
1周目は全体で6番手タイムと好スタートを切ったものの、暑さの影響で徐々にペースがちてしまい、最終的には13位でフィニッシュ。それでも最後まで諦めることなく粘り切り、ベテランらしい意地の走りを見せてくれました。
前半戦を終えて - 若手の台頭と確かな手応え
これで、今年前半戦の大きな目標の一つであった「全日本ロード」と「全日本TT」は終了。エリートでは目標としていたリザルトには届きませんでしたが、U23ではロードで2位と3位、TTで優勝という好成績を残すことができました。
さらに前半戦を振り返れば、TOJ美濃ステージで宇田川選手が逃げ切りでステージ優勝を挙げるなど、チームの若手や新加入選手たちが着実に力を発揮しており、それに呼応するようにベテラン選手たちも良い走りを見せていて、チームにはとても良い風が吹いています。
シーズンはまだ折り返し地点。これからも「魅せる走り」で、応援してくださる皆さんに応えていきます。引き続き、愛三工業レーシングチームへのご声援をよろしくお願いします!
【リザルト】
男子U23
1位 橋川 丈 愛三工業レーシングチーム 44:49.18
2位 望月 蓮 Team BUFFAZ GESTIOM DE PATRIMOINE +00:11.50
3位 梅澤 幹太 チームブリヂストンサイクリング +00:36.36
男子エリート
1位 今村 駿介 Wanty-NIPPO-ReUZ 52:33.81
2位 金子 宗平 群馬グリフィンレーシングチーム +09.16
3位 小石 祐馬 JCL TEAM UKYO +12.43
13位 窪木 一茂 愛三工業レーシングチーム +2:38.05
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