- AISAN Racing team
- News
- 【レポート】第25回ツールド熊野 第4ステージ
2025.05.11 Result
【レポート】第25回ツールド熊野 第4ステージ

コース:太地半島周回コース104.3km
出走選手:草場 啓吾, 當原 隼人, 初川 弘浩, 橋川 丈, 南 和人, 松井丈治
最終ステージは、鯨漁で知られる風光明媚な太地半島を舞台に行われました。一見すると大きな上りはなく、比較的イージーなコースに見えますが、実際はコーナーが非常に多く、集団は常に1列棒状に引き伸ばされ、例年多くの選手が遅れてリタイアしてしまう、実はとてもハードなコースです。
この日は、まず橋川選手の総合順位を守ること、そしてテクニカルなコースが得意な草場選手でステージ優勝を狙うことの二本柱をチーム目標に掲げてスタート。
また、橋川選手が8秒タイム差を獲得すれば総合4位までジャンプアップできる可能性があったため、中間スプリントとフィニッシュの両方で上位を狙う展開を想定しました。
総合上位14名が僅差でひしめく中、各チームが逆転を狙って序盤から積極的に動きます。橋川選手と草場選手は、チームメイトのサポートを受けながら集団前方で展開し、常にレースをコントロールする立場に。
そんな中、総合14位のキナンレーシングチーム・トマ・ルバ選手がアタックを仕掛け、ステージ優勝と総合順位アップをかけて先行。一時は1分近いリードを築く場面もありました。
この動きに危機感を覚えた愛三工業レーシングチームは、南選手と松井選手を牽引役に送り込み、トマ選手を含む5名の逃げを吸収すべく必死の追走。残り10km時点でなお20秒以上の差があり、ヒヤリとする場面もありましたが、チームの粘り強い働きによって残り5kmでついに集団を一つにまとめることに成功しました。
勝負は30名ほどに絞られたメイン集団のスプリントへ。総合上位勢が揃う中、不意を突くロングスパートも飛び出し、混沌としたスプリント合戦に。そんな中、草場選手が最後まで食らいつき、チーム最高位の11位でフィニッシュ。橋川選手もそのすぐ後ろでフィニッシュし、総合10位を守り抜くことに成功しました。
この最終ステージでは、チームが一丸となって即座に集団牽引へと選手を送り込み、橋川選手の順位を脅かす逃げを吸収できたことは、大きな収穫でした。これまで難しかったチームとしての連携が、今回はしっかり機能し、非常に良いレースができたと感じています。
4日間にわたるツール・ド・熊野では、落車などの不運もありましたが、選手たちはその中で一段と成長し、次につながる手応えあるレースを走ることができました。 次戦は5月18日開幕の「ツアー・オブ・ジャパン」。さらに良いレースができるよう、チーム一丸となって挑みますので、今後とも温かい応援をよろしくお願いします!
1位 RAJOVIC Dusan, SRB, ソリューションテック・ヴィーニ・ファンティー二 2:28:12
2位 KIM Euro, LXC, +00:00
3位 STEWART Mark, GRB, ソリューションテック・ヴィーニ・ファンティー二 +00:00
11位 草場 啓吾 +00:00
14位 橋川 丈 +00:00
50位 南 和人 +5:47
52位 松井 丈治 +06:21
DNF 當原 隼人
DNF 初川 弘浩
【総合成績】
1位 STEWART Mark, GRB, ソリューションテック・ヴィーニ・ファンティー二 11:06:20
2位 BREGNHØJ Mathias, DEN, +00:08
3位 岡 篤志 (JPN), JPN, 宇都宮ブリッツェン +00:48
10位 橋川 丈 +00:59
43位 草場 啓吾 +14:26
46位 松井 丈治 +17:58
55位 南 和人 +29:46
Contact
愛三工業レーシングチームへのお問い合わせ、応援メッセージ、ファンクラブ入会申し込みは、お問い合わせフォームをご利用ください。お問い合わせ受領後、改めて担当者よりご連絡を差し上げます。