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2024.10.06 Result

【レポート】ペトロナス ツールド ランカウイ 2024 第5ステージ

10月3(水)
Kuala Lumpur - Melaka 167.3km

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今日は、マレーシアの首都クアラルンプールのシンボルの一つでもあるペトロナスツインタワーをスタートして南下していく167kmの平坦貴重のコースとなっている。
平坦貴重といっても、スタートからすぐに上り始めて、2級山岳が10km地点と23km地点に2つ連続して続くとてもハードなコースで、総合上位の選手がジャンプアップを狙うために中間スプリントでのボーナスタイムも狙って動いてくる激しいレースになると予想された。

愛三としては、この日のステージは各チームの思惑から色々な動きはあるものの、最終的には集団スプリントになる可能性が高かったので全員で岡本&草場コンビのスプリントを狙っていく作戦で臨んだ。

案の定、スタートから力のある選手がペースアップしていく激しい展開になるが、そこに総合リーダージャージを着るTudorの De Kleijn選手も攻撃に加わり、残り140kmを残した時点で総合リーダーを含む4名の逃げが決まってしまう。
リーダー含む4人の先頭→30秒差で追う20名の追走集団→2分差でメイン集団の我慢比べの追いかけっこが始まり、愛三の選手は全員が後方のメイン集団で次の展開に備える。
こう着状態のなか、岡本がバイクトラブルで止まったものの落ち着いて集団復帰を果たす。

先頭グループが3人に減り、後ろの集団は一つに固まってそこからレースが動こうというところで、天候が急変し突然の雷雨に見舞われる。
ホイールが半分埋まるほどの水たまりができたりと、レース続行が不可能なほど危険な状態になりレースは一時中断。

選手は一旦チームカーの隊列に戻り、体制を整えてレース再開を待つことに。
若い初川と加藤にとっては、ほんの束の間の休息であったが、おかげで焦る気持ちを落ち着かせることができたようでホッとしたような表情を見せていた。

そこから天候回復を待って、中断前の先頭3名からタイム差3分でメイン集団という状況でレースが再開されたが、一旦完全にストップしたことで白熱していた選手の動きは少し沈静化。ペースは速いものの落ち着いたレース展開に変わったことで、集団スプリントを狙う愛三としては良い流れになった。

レース終盤、先行していた逃げ集団を余裕を持って吸収したメイン集団はそのままペースを落とすことなく集団スプリントへ。
愛三もチームメイト全員でうまく連携をとりつつ、集団前方で位置取りをするものの岡本がフィニッシュまで残り2kmで他の選手と接触してホイールが壊れて走行不能な状態に陥ってしまい、チームとしてはピンチ。急遽、當原と草場でスプリントに切り替えたものの残念ながら、前方で加速していくスプリンターたちには一歩届かず16位の當原がチーム最高位となった。

きついレース展開のステージが続き、選手たちにも疲労の影が見えてきているが、明日の第7ステージは平坦基調の123kmと再びスプリントになりそうなコースプロフィールなので、これまで以上の成績を残せるようにチーム一丸となって狙っていきたい。

ステージ結果 名前 フィニッシュタイム タイム差
1位 De Kleijn Arvid, Tudor Pro Cycling Team 3:35:30
2位 Marucelli Matteo, JCL Team UKYO以下集団と同タイム
3位 Sprits Gleb, Astana Qazaqstan Team
16位 當原隼人
17位 草場啓吾

60位 石上優大 +0:00:00
89位 加藤辰之介 +0:00:00
96位 初川弘浩 +0:00:42
102位 岡本隼 +0:00:00 (トラブルによる救済措置で前の集団と同タイム)

総合成績
1位 Poole David Max, Team DSM-Firmenich PostNL 16:33:04
2位 Pesenti Thomas, JCL Team UKYO +0:00:15
3位 Iribar Jauregei Unai +0:00:20

33位 草場啓吾 +0:04:55
66位 石上優大 +0:14:46
83位 當原隼人 +0:29:09
86位 岡本隼 +0:31:15
103位 加藤辰之介 +0:42:42
104位 初川弘浩 +0:42:08

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