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2024.10.02 Result
【レポート】ペトロナス ツールド ランカウイ 2024 第2ステージ
9月30(月) Arau 〜 Butterworth 154.5km
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昨日の第1ステージのレース後にランカウィ島からマレー半島に渡って迎えた今日の第2ステージ。
今日のコースは、マレー半島西海岸をひたすら南に進んでいく平坦154km。コース全体を通して道幅は広く、コーナーは少なくて長い直線が続くため、人数をそろえた大集団の方が圧倒的に有利で、集団スプリントが予想される。
事前の予想通り集団スプリントになれば最後は岡本&草場コンビの勝利を狙っていくが、レースがスタートすれば、必ず逃げを狙ってのアタック合戦になるので、その後の展開を有利にすべく残りのメンバーでチャンスがあれば逃げに選手を送り込もうという作戦で臨んだ。
逃げ切りで勝てる可能性は、正直いって限りなくゼロに近いが、それでもチームとして目立つチャンスであるし、途中のスプリントポイントでボーナスタイムを稼げば総合で上位に上がれる可能性があるので狙っていく価値は十分にある。
スタートは11:00 (日本時間12:00)。
暑い時間帯にスタートして、コース上にはほとんど日陰がないので、平坦といえど走る選手にとっては過酷なコンディションになることが予想された。
レース序盤のアタック合戦では、若い初川が逃げを試みてアタックする場面も見られた。當原もチームとして逃げに選手を送りこむべく積極的に前方で展開したものの、うまくタイミングを合わせられず。スタートしてから10kmを過ぎたあたりでできた逃げ集団に愛三からは残念ながら選手を送り込むことはできなかった。
逃げた7名の選手が、主にワールドツアーがコントロールするメイン集団とのタイム差を1分以上広げたところでレースは安定。
いつも通り変わらないマレーシアの暑い気候の中、愛三の選手は交代でチームカーまで補給をとりに下がってきたりしながら、皆で協力して集団内で体力を温存してレース後半の展開に備える。
フィニッシュに向かうにつれて、先頭とメイン集団のタイム差は減少。
逃げ集団は人数を減らしながら抵抗するもののラスト10kmを切ったところで逃げていた選手は全て吸収して、一つにまとまった大集団でフィニッシュラインへ向かっていく。
フィニッシュまでのラスト10kmは直線で広い道が続いているが、横風の影響や、道路の中央線に設置されているキャッツアイが障害物となって見た目のコースプフィールだけでは伝わらない難しさがある。そんななか、愛三も皆で固まって位置取りをして、最後は石上→當原→草場→岡本の順で最終スプリントに備える。
ラスト2kmで石上が先頭まで出るほどの走りを見せ、當原も前方で位置をキープ。しかし、スプリント直前に岡本のチェーンが外れてしまうというトラブルがあり、結果的に前でスプリントすることが出来ず、27位でフィニッシュした岡本が今日のチーム最高位となった。
第1ステージのスプリントでの反省点を皆で話し合い、それを修正することができ、選手一人一人の動きが目に見えて変わったのが見えて今後に期待が持てるレースだった。
しかし、最終局面で選手がバラバラになってしまうタイミングもあり、皆でしっかり話し合い課題を修正していって、今後のスプリントステージに活かしていきたい。
次の第3ステージは、いよいよキャメロンハイランドの山頂ゴールのステージ。総合成績もある程度決まってくる非常に大事なステージ。
2011年には当時愛三に所属していた綾部選手がステージ優勝もしているこのコース。今年はしる選手たちにも良い走りを期待したい。
結果 名前 フィニッシュタイム タイム差
1位 Malucelli Matteo 3:34:58
2位 Penalver Aniorte Manuel 以下集団と同タイム
3位 De Kleijn Arvid
27位 岡本隼
33位 草場啓吾
46位 初川弘浩
61位 加藤辰之介
90位 當原隼人
93位 石上優大
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