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2024.09.30 Result

【レポート】大分アーバンクラシッククリテリウム&ロードレース

<大分アーバンクラシック クリテリウム>

開催日時:9月28日(土) 14:00

ツールドランカウィとの2部隊編成で迎えた大分アーバンクラシック。
チームからは渡邊、西尾、北嶋、新宮の4名での参戦となった。
初日は大分駅前の特設サーキットコースを舞台とするクリテリウムで、1周1㎞と短いサーキットを40周回する40㎞で争われる。

コースは180度ターン→クランク→高速コーナーをループするレイアウトで、高いレベルのバイクコントロールとインターバル能力が求められ、非常に難易度の高いクリテリウムレースとなる。

序盤から激しいアタック合戦が繰り広げられることが予想されたため、最初の10周はまとまって集団前方に位置取り、中盤から後半にかけては集団の動きが鈍化したタイミングで飛び出しを図ることとした。

レースはスタート直後から細かい飛び出しがあるものの、例年よりは比較的落ち着いた印象であったが、選手らはポジション取りに苦戦し、前方に位置することができない状況が続く。
中盤にかけてはペースが上がり、集団後方に位置する時間が長くなったことでダメージの蓄積が早まり、早々に集団から離脱。結果としては4選手ともDNFとなった。

前半のペースが比較的上がりきっていないタイミングで前方へ位置できなかったことで、中盤にかけてのペースアップに耐えきることができなかったことが大きな要因ではあるが、現段階のパフォーマンスで最大限の努力をすべく、翌日のロードレースに切り替える。

<大分アーバンクラシック ロードレース>

開催日時:9月28日(土) 9:00

11.6㎞を13周回する150.8kmのロードレース。
レイアウトは起伏と連続するコーナーや狭小区間が多く、前日のクリテリウムと同様にコース難易度が高く、加えてタフネスが要求される。

この日のプランはトレーニー選手である北嶋、新宮を後半の勝負所まで集団に残せるようベテランの渡邊、西尾で位置取りのサポートをすることとした。
前述の通りコースはクリテリウムのような高出力を繰り返す区間が多く、アタックが長引くと集団が大きく割れる可能性もあるため、後半の動きに対応するためにはできる限り前方でレースをこなすことが要求される。

レースは早々に4名の先行グループが形成され、2分前後のタイム差でコントロールされる展開。
イージーな展開に見えるが、コースの特性上コントロールされている状況でも決して油断できず、ポジションを下げないよう集中しなければならない。
前日の反省も生かされ、全選手極端に後方に下がるシチュエーションはなく、いい形で周回を重ねる。

中盤以降は追い上げでペースが上がり、徐々に振り落としが始まる。
この動きに持ちこたえていた新宮、北嶋は継続するハイペースに耐えきれず残り5周で集団から脱落するが、同様のタイミングで脱落した選手らと完走を目指す。

残された西尾は孤軍奮闘するものの、終盤のアタックに反応できず集団から脱落。
この日も全員が完走に至らなかった。

前日のクリテリウムと比較し、動きは悪くなかったものの、集団内の位置取りや細かい動きで無駄な力を使ってしまっている側面もあるが、ベースのパフォーマンスが基準に達していないことも事実として直視しなければならない。
反面、この2日間では必要な経験を経てそれぞれ前向きに課題を捉えており、改善の方向性も定まったように思う。

今後も若い選手を引き上げられるよう、チームとしても改善努力していきたい。

text & Photo:Taiji NISHITANI

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