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2025年6月21日(土)
コース：修善寺サイクルスポーツセンター特設コース
距離：112km
出走選手 橋川 丈, 南 和人, 松井 丈治

年に一度、日本一の座を懸けて戦う全日本選手権。
チームからはU23（23歳未満）カテゴリーに、橋川選手、南選手、松井選手の3名が出場しました。
日本国内のU23カテゴリーにおいてトップクラスの実力を誇る3選手ですが、それだけに他チームからのマークも厳しく、「全日本選手権」という特別な舞台が生むプレッシャーも相まって、勝利は容易なものではありません。
レースは、8kmのコースを14周する全長112kmで行われ、午前8時のスタートと同時に気温はどんどんと上がり過酷なコンディションとなりました。
スタート直後から数名の選手が抜け出し、メイン集団がこれを追う形になりますが、南選手を中心に積極的に集団のペースをコントロールし、攻撃的なレースを展開していきます。

中盤にかけては、橋川選手を中心に、松井選手も加わって幾度となくアタック。愛三工業レーシングチームの青いジャージが先頭に姿を現す場面が何度も見られましたが、他チームからの厳しいマークにより、なかなか決定的な展開を作ることができません。
それでも果敢にアタックを続けた結果、11周目に橋川選手が京都産業大学の森田選手とともに抜け出すことに成功。この動きに危機感を覚えたVC FUKUOKAの阿部選手がすぐに追走を試みますが、2人との差は縮まらず、逆に徐々に広がっていきます。
メイン集団もペースを上げますが、先頭2名との差は30秒に広がったところで松井選手が単独でアタックを仕掛け、阿部選手を吸収。2人で先頭を追いますが、ペースが合わず、すぐに松井選手が単独での追走になってしまいます。レース終盤、全選手が全力を尽くすなかで形成されたのは
• 先頭：橋川選手と森田選手
• 30秒差で松井選手
• そのすぐ後ろに阿部選手
• さらに1分後方にメイン集団
という展開。

その状況がしばらく続き、最後は橋川選手と森田選手のスプリント勝負に持ち込まれた結果、橋川選手は惜しくも僅差で2位となりました。そして、その後方で粘り強い走りを見せた松井選手が3位に入り、見事ダブル表彰台を獲得しました。
惜しくも日本チャンピオンジャージには届きませんでしたが、集団内で確実に最も強かった2人がチームメイトの助けも借りてこの日のレース展開をしっかりと作り、表彰台に上りました。
明日は男子エリート。チームからは8選手が出場予定です。
今日に続き、熱い走りをお届けできるよう全力で戦いますので、引き続き応援よろしくお願いします！

【リザルト】
1位 森田 叶夢 京都産業大学 3:20:55
2位 橋川 丈 +00:00
3位 松井 丈治 +01:12
DNF 南 和人