- AISAN Racing team
- News
- 【レポート】マイナビ ツール・ド・九州 2025 UCI2.1 Stage 3 宮崎・大分
2025.10.17 Result
【レポート】マイナビ ツール・ド・九州 2025 UCI2.1 Stage 3 宮崎・大分
2025年10月13日(月)
距離:119.3km
出走選手: 岡本 隼, 草場 啓吾, 橋川 丈
スタッフ: 西谷泰治, 小森 亮平, 田村 亮太郎, 山内 渓太
大会公式ウェブサイト: https://tourdekyushu.asia/
レース情報: https://tourdekyushu.asia/stage/kumamoto/
第3ステージは、延岡市から佐伯市へ向かうルートで、日豊海岸沿いのアップダウンの多いコースを走りました。このレースはUCI1クラスに位置づけられており、個人総合成績25位以内の選手がUCIポイントを獲得できます。さらに、中間スプリントポイントのボーナスタイムを獲得して個人総合順位を上げれば、より多くのポイントを得られるため、序盤からUCIポイント獲得圏内の選手たちによる激しいアタック合戦が繰り広げられました。

この中間スプリントポイントの通過順位は、愛三工業レーシングチームの選手の総合成績には影響しないため、反応はせず、この日のステージ優勝に絡む決定的な動きにのみ対応する作戦を取りました。チーム内では、登坂力の高い橋川選手と、この4日間の大会を通じて徐々にコンディションを上げてきている岡本選手を良い位置で送り出せるよう、草場選手が率先して2人をリードし、勝負所に備えました。
アタックが繰り返される中、各チームの思惑が錯綜し、なかなか決定的な動きが生まれないままレースは終盤の最後の山岳賞ポイントへ。3kmほどの上りで、個人総合上位の選手16名ほどが一気にペースを上げて先頭集団を形成。その中には総合リーダーや2位の選手も含まれており、橋川選手もこの強力な集団に加わりました。
その後のハイスピードなダウンヒルを終えた時点で、タイム差は約30秒。総合系を狙うチームでメイン集団に取り残されたチームは多くないため、逃げ切りへの期待がかかりました。しかし、集団スプリントに持ち込みたい2チームがメイン集団を牽引し、タイム差をキープ。先頭集団内でも思惑が一致せずペースが上がりきらなかったことで、最後の周回コースに入るところで集団は一つになりました。
周回コースの短い上りで勝負を諦めきれない橋川選手がアタックを仕掛けましたが、まもなく吸収。最後まで単独で粘っていた選手も残り500mで捕まり、勝負は集団スプリントに。岡本選手がチーム最高位の23位でフィニッシュしました。

連戦の疲労もあり、万全な状態とは言えない中での今大会でしたが、西幹マッサーによる日々のケアもあり、選手たちは日に日にパフォーマンスを上げることができました。次戦は10月18~19日に栃木県宇都宮で開催される「宇都宮ジャパンカップ サイクルロードレース」です。
今シーズンの公式戦も残りわずかとなりました。引き続き、愛三工業レーシングチームへの応援をよろしくお願いいたします。
【ステージリザルト】
1位 Mulueberhan Henok, ERI, XDS Astana Team, 2:36:06
23位 岡本 隼 +00:00
60位 橋川 丈, +06:05
68位 草場 啓吾 +8:36
【個人総合成績】
1位 Tsarenko Kyrylo, UKR, Team SolutionTech - Vini Fantini, 8:01:15
63位 橋川 丈, +24:28
70位 岡本 隼, +28:23
74位 草場 啓吾, +31:41
Text: Ryohei KOMORI
Photo: Keita YAMAUCHI
Contact
愛三工業レーシングチームへのお問い合わせ、応援メッセージ、ファンクラブ入会申し込みは、お問い合わせフォームをご利用ください。お問い合わせ受領後、改めて担当者よりご連絡を差し上げます。