2025.11.10 Result

【レポート】ツール・ド・おきなわ 2025 (UCI1.2)

日程:2025年11月09日(日)
コース:沖縄本島北部特設コース 距離:200km
出走選手: 岡本 隼, 當原 隼人, 加藤 辰之介, 南 和人, 松井 丈治
スタッフ: 小森 亮平, 田村 亮太郎, 宮平みゆきマッサー

2025年シーズン最後のレース「ツール・ド・おきなわ」に今年も参戦しました。名護を起点に本部半島から沖縄本島北部を大きく周回する、全長200kmのラインレースです。
各チームの選手達のコンディションのバラつきが大きくなってくるシーズン終盤に行われるということに加え、200kmの長丁場の戦いとなり、例年集団がバラバラになり単独または少人数でのスプリント争いになる展開が多く見られます。
チームとしては、少人数スプリントになれば岡本、サバイバルレースになればパンチ力のある松井、そして地元沖縄出身でコースを熟知する當原を中心に勝負をしていくという戦略を立てました。 スタート直前まで降っていた雨も止み、定刻の6:45、夜明けとともにレースがスタートしました。

序盤のアタック合戦には加藤が主に対応。8名程度の逃げは見送り、10名を超える動きには警戒しつつ、メンバー次第では自らも乗る形で動いていきました。 加藤は積極的に反応しながらも逃げが決まらず、最終的に国内コンチネンタルチームを中心とした8名の逃げ集団が形成。チームは作戦通りこれを見送り、メイン集団でエネルギーを温存しながら中盤以降の勝負所に備えました。 しかしレース中盤、2回目の普久川ダムの登りで予想よりも早い段階からペースが大きく上がり、メイン集団が逃げを捕まえにかかります。このタイミングで、序盤に動いた加藤と、スプリンターの岡本が遅れ始めます。さらに、南も調子が上がらず戦線離脱。残るは當原と松井の2名のみとなりました。

その後、人数を減らしたメイン集団では、スプリント力に欠ける選手たちが早めの飛び出しを図り、一方でそれを抑えたいチームが追うという攻防が繰り広げられ、レース全体の平均スピードは42km/hを超える過去にないハイペースに。 最後は孤軍奮闘した松井が12位でフィニッシュし、U23カテゴリーでは見事1位を獲得しました。 3月のツール・ド・台湾から始まった今シーズンのUCIレースは、これで全て終了となりました。選手たちはすでに来シーズンに向けてそれぞれ課題と向き合い、準備を始めています。来シーズンでは、これまで以上に力強い走りをお見せできるようチーム一丸となって取り組んでまいります。引き続き、愛三工業レーシングチームへの応援をよろしくお願いいたします。

【リザルト】
1位 岡 篤志, JPN, ASTEMO宇都宮ブリッツェン, 4:42:28
12位 松井 丈治, +02:40 チーム最高位 *U23ライダー1位
30位 當原 隼人
31位 南 和人
33位 岡本 隼
FAD 加藤 辰之介

Text:Ryohei KOMORI
Photo:Shunsuke FUKUMITSU

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